「リビング学習がいいよ!」という話を聞かれることはないですか?
実は、我が家も小さい頃からリビング学習を取り入れています。
長男が中学生になり、テスト期間をリビングで学習するということを何年か経験しました。
テスト期間。子供部屋ではなくリビング学習するメリット
テスト期間をリビング学習するメリットは以下の通りです。
リビング学習のメリット
- 人の目がある環境なので勉強に集中できる
- 親が子供がどのようにテスト勉強に取り組んでいるのか把握できる
- わからないことがあれば、親に聞きやすい
- 弟のテスト期間の過ごし方の参考になる
テスト期間にリビング学習をするメリットは上記の4つです。
以下に具体的に解説します。
1.人の目がある環境なので勉強に集中できる
勉強を始めると、どうしてか勉強から脱線してしまうということがあります。
具体例
- 勉強を始めると、片付けをしたくなってしまう。
- 勉強を始めると、眠くなってしまう。
- 勉強を始めると、つい漫画に手を出してしまう
勉強をするつもりだったのに、集中が途切れてしまうということがありますよね。
ですが、子供部屋にこもっている状況では、親は子供が勉強をしているといえば、その状況を信じる他ありません。
勉強をすると言って、片付けをしたり、漫画を読んでいたとしても、親からはわかりません。
リビング学習のメリットは、親の目があるということです。
つい、片付けがしたくなったとしても、親の目があるので、勉強に集中しないといけない環境ができてしまいます。
自分だけでは、勉強への意欲が途切れやすい場合でも集中して勉強することができるのは良い点です。
2.親が子供がどのようにテスト勉強に取り組んでいるのか把握できる
目の前で勉強に取り組んでいるので、何をしているのか聞かなくても理解することができるからです。
具体例
- 教科書から何の教科を勉強しているのかわかる
- ノートに書いている文字から勉強の方法を知れる
- 勉強の進み具合がわかる
中学生になると、事細かに親から聞かれたり、チェックをされるというのは嫌がります。
それは仕方がないことです。
私だって中学生の頃に親から事細かに聞かれるのは嫌でした。
リビング学習の良さは、何をしていて、どのように取り組んでいるのか見るだけでわかるところにあります。
聞かなくても把握できるというのは、思春期の難しい時期の子供にとっても親にとっても楽なんですよね。
どんな勉強をしているのか目の前に答えがあるので、親としては子供の勉強の取り組み方を、子供に聞かずに知れるのはメリットです。
3.わからないことがあれば、親に聞きやすい
同じ部屋にいるので、すぐに声をかけて聞くことができるからです。
具体例
- わからない問題についてすぐに親に質問できる
- 考え方のヒントをすぐに親からもらえる
リビング学習なので、すぐ横に親がいます。
わからない問題と言っても、完全にわからない問題だけでなく、考え方のヒントさえもらえばすぐに理解できる問題だってあるんですよね。
そんな問題についても理解できると、次の問題へと止まらずに進むことができ集中が途切れないというメリットがあります。
同じ空間にいるから聞きやすいというのは、リビング学習のメリットです。
長男も「この問題なんだけど、ここまでわかるんだけど…」なんて質問してきます。
どんな部分につまづいたりしているのかも知れるのもいいです。
4.弟のテスト期間の過ごし方の参考になる
弟にとってはテスト期間というのはまだ経験がないので、兄の行動は見本になっているからです。
具体例
- 兄が勉強している姿を見ている
- 兄からどんな勉強をしているのか聞ける
- 兄のテスト期間の過ごし方を把握できる
- 兄の休憩の過ごし方も知っている
我が家は3歳差なので、中学はかぶることがありませんが、兄のしていることは常に気になる弟がいます。
そして、兄の姿というのは憧れなんですよね。
どんなことをしているのか気になるし、自分が中学になった時のイメージがつくというのは弟にとってはメリットです。
今から、テスト期間はどのように過ごそうか考えているみたいで、考えた通りにいくかは置いておいて、想像して計画できるというのはいいですよね。
テスト期間。子供部屋ではなくリビング学習するデメリット
テスト期間をリビング学習するデメリットは以下の通りです。
リビング学習のデメリット
- 家族の協力は不可欠
- 親の監視があるのでサボりにくい
- イライラしている時にも逃げ場がない
テスト期間にリビング学習をするデメリットは上記の3つです。
以下に具体的に解説します。
1.家族の協力は不可欠
勉強向きの空間を家族みんなが協力して作り上げる必要があるからです。
具体例
- テレビをつけれない
- 話しかけないようにする
- 気が散るほどの大騒ぎや大音量の遊びは周りではしない
同じ部屋で過ごしているので、勉強しにくい環境にならないように、家族の協力なしでは空間は作れません。
そのため、小さい兄弟がいる家庭というのは、かえって子供部屋の方が集中できる環境になるということもあります。
3歳下の弟がいますが、兄のテスト期間に、大好きな読書をして静かに過ごしています。
そして、兄の勉強の休憩時間には、兄がその御礼も兼ねて遊んでくれるんですよね。
その時間を楽しみに二人とも過ごしていて、そんな健気な姿も可愛いもので、私も一緒に読書をしています。
2.親の監視があるのでサボりにくい
子供部屋のように、誰にも見られていない状況ではないので、遊んでいる時間も把握されてしまうためです。
具体例
- 勉強をしながら違うことをしていたり、ぼーっとしていたりというのはすぐに家族にわかってしまう
たまに休憩を取りたくなる時はあるので、その時間を計画的に取るのならいいのですが、勉強を始めてすぐにぼーっとしたくても、親の目があるとサボりにくいということはあります。
サボりにくいために集中できるということはありますが、集中が途切れやすいときというのはあると思うので、そんな時に親からガミガミ言われたいりすると嫌な気分になってしまいますよね。
事実だけ伝えて、あとは本人に任せるというのも大事になってきます。
あくまで、本人も否定しないようにしましょう。
3.イライラしている場合に逃げ場がない
親も子供も、やりとりの中でイライラしてしまうことがありますが、そんな状況でもリビングで勉強しないといけないからです。
具体例
- 勉強中にわからない問題が多くイライラしてもリビングで過ごさないといけない
- やらないといけない課題が多くイライラしてもリビングで過ごさないといけない
- 子供の取り組み方にイライラしてもリビングで一緒に過ごさないといけない
テスト期間に入ると、どうしてもやらないといけないことが多かったり、課題も多く出たりするので、子供の心に負荷がかかった状態になりやすいです。
思春期というイライラしやすい時期も合わさり、リビングで学習には気持ちのコントロール力が必要になります。
思春期の子供にとっては、感情のコントロールをしないと過ごしにくい空間になってしまうので、その部分ではリビングで学習することは過酷な部分があります。
親にとっても、同じ空間にいるのでイライラをぶつけられやすくなり、ストレスが溜まりますが、同じ空間で一緒に過ごすために歩み寄る努力が必要です。
ただ、仲直りしやすいというメリットもあります。
うまく関係を築けるようにお互いが努力するので、いつもの関係に関係を戻す努力ができるというのはメリットです。
リビング学習におすすめのデスク
リビングのインテリアを損ないたくない場合におすすめ
リビング学習をするために必要なものとして学習机があります。
北欧の家具や無垢のものが人気です。
リビングに置くので、リビングに溶け込むようなシンプルな机がいいですよね。
2人用のものが必要で、場所を取りたくない場合におすすめ
兄弟がいる場合や、場所を大きく取りたくない場合にいいです。
まとめ:テスト期間。子供部屋ではなくリビング学習するメリットとデメリット
テスト期間にリビング学習を行う時には、家族の協力は不可欠です。
家族みんなで協力しながら日々過ごす体験というのは、テスト勉強をするという意味いではメリットが多いですが、家族や本人にとってデメリットが負担になりすぎない場合に限ると思います。
また、幼い兄弟姉妹がいる場合にはリビング学習がしんどい場合もあるので、勉強をする子供がどうなのか?家族がどうなのか?というところで合う合わないはあります。
わたしの経験からすると、長男の性格を考えると、「勉強環境を確保する」という意味で大きくメリットがあり、今後も継続していくつもりです。
そして、何より、弟にとってはこれからの未知なテスト期間の過ごし方の1つの見本として兄は大きな役割を果たしてくれていると思います。
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