子供が習い事をはじめると出てくる問題の1つに「子供が習い事をやめたいと言い出したらどうすればいい?」ということがあります。
私の息子たちも習い事をしていて、「習い事をやめたい」と言い出したことがありました。
突然言われると戸惑ってしまいますよね。
子供が習い事をやめたいと言い出した時にはどうすればいい?
子供が「習い事をやめたい」と言い出した時に確認することは1つ
もう、確認することは「どうして?」の部分なんですよね。
「習い事をやめたい」の中には色々な理由が考えられるんです。
具体例
- 進級できなかったり、合格できなかったりして思っていた結果が出なくて悔しい
- レギュラーに選んでもらえずに辛い
- コーチと合わない
- 習い事の友達と合わない
- 自分の目標と習い事の方針があっていない
- 習い事が自分にあっていない
子供が「習い事をやめたい」と言ってくるとドキッとしてしまいます。
ですが、「じゃ、やめる」とか「やめさせないよ」という反応をするのではなく、まずは落ち着いてどのような理由でやめたいのかを子供に確認することが大事です。
理由がわかる
習い事をやめたい理由により親が子供にできることが変わる
例えば、習い事をそのまま続けるようにサポートするのか、習い事をやめる方向でサポートするのか
内容によっては、「やめる」という方向にはならないこともあるので、子供の話を冷静に聞いてあげましょう。
「習い事をやめたい」という発言とは真逆の意味の場合がある
言葉の表現としては「やめたい」という発言が出ているのでそのままの意味で解釈してしまうと、本当に子供が言いたいことに気づかないこともあるからです。
具体例
- 例えば、息子たちは水泳を習っています。今はベストタイム更新が目標となっていますが、水泳をはじめた頃は進級テストというものがあり、判定によっては級がそのまま進級できないということもあります。息子たちも頑張って練習した結果なので、落ちてしまい級がそのままという結果に「やめたい」と言う時がありました。理由を聞くと、進級できなかったのが悔しくて辛かったんですよね。水泳は好きで「やめたい」わけではなく、悔しい思いのぶつけかたがまだよくわからずに発言してしまっていただけということがありました。
上記のような場合は、スムーズに進級できれば楽しい気分になりますが、いつもうまくいくとは限らないんですよね。
そんな時には悔しさから「やめたい」なんて言ってしまうことはあります。
大人だってネガティブな発言をしちゃうことはあり、次の日にしまったなと思うことだってありますよね。
子供は素直なので、少し嫌なことはがあっただけでも、簡単に「やめたい」なんて発言をしてしまうことだってあります。
ですが、次の日にはまた気持ちを切り替えて「練習頑張るぞ!」なんて気分にだってコロッと変身しちゃうことだってあるんですよね。
そんな場合に、習い事をやめると言う判断をしてしまっては、子供の思いとはずれてしまいますよね。
しっかり冷静に話を聞いていると、「やめたいわけではないんだな」という理由の部分に気づきサポートすることができます。
「やめたい」という言葉がどのような状況から出てきたのか話をしっかり聞いてあげましょう。
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子供が習い事のやめどきを決めるのに大事なこと
1.習い事を始める時に決めておくことが大事
それはどうしてかというと、目標がうやむやになってしまい、習い事をただ続けるだけということが目標になってしまうことがあるからです。
習い事への目標が決まり、どのように習い事に取り組めばいいのかが決まると、やめどきも必然と決まってきます。
具体例
例えば、水泳の習い事をはじめた時の目標
- 25mプールを自由形で泳げること
- 4泳法をマスターすること
- 50mの自由形のタイムが40秒以内になること
- 選手となって色々な大会に出ること
目標はその子供によって違いますが、どこに目標を持って習い事を始めるのかによってやめどきというのは変わります。
選手になって大会に出ることが目標になる子供もいれば、顔をつけるのも苦手な子供で目標が25mのプールを自由形で泳げるようになることという子供もいます。
できれば、具体的に目標をたてておき、まずはそのゴールを目指して頑張るということが大事です。
そして、できればそのゴールを達成するのが難しい状態でやめるよりも、達成してからやめる方向にむかいたいです。
習い事をはじめるときには、やめどきについても考えておくことが大事です。
2.目標は、習い事をどれくらい続けるのかによって変わる
短期で取り組む習い事なのか、長期的に取り組みたいと思っている習い事なのかによっても目標は変わるからです。
具体例
- 夏休み、冬休みなどの休みの期間を利用して習い事をする
- 進学するまでの期間を考えている(小学生なら、中学生になるまでの期間)
長期的な視点で取り組もうとしているのか、短期的に取り組もうとしているものなのかによっても目標の設定は変わります。
自分の置かれている環境によっても、長期的に取り組めるのか、短期的に取り組めるのかも変わってきます。
そのような状況を加味して目標を決めることも大事です。
3.目標は、他の習い事の兼ね合いによって変わる
自分のやりたいことが途中で変更することもあるからです。
- 水泳とサッカーの習い事をしていました。最初はサッカーをメインとして、サブとして水泳に取り組んでいたので水泳の目標はそれほど高いものではなくサッカーの目標の方が優先していました。ところが、水泳の方が頑張りたい思いが強くなり、水泳一本にしぼり選手として頑張っていくことも視野に入れ目標も高いものに変更することにした。
習い事をすすめていくうちに何をしたいのかという明確な目標が子供の中でより具体的になることもあります。
そのために、当初は習い事のやめどきではなかった場合でも、前に進むためにやめるという選択に至ることもあるわけです。
このようにやめたことで前進できるような場合には、やめどきの変更というのは積極的に取り入れていくのが良いと思います。
3.目標は、週何回行くのかによっても変わる
毎日行くような習い事と、週に1回だけの習い事では身につくスピードも変わってくるからです。
具体例
- 習い事へ行くのが遠方なため、平日には行くことができず、休日に週に2回しか行くことができない。
- 習い事へ行く環境が整っているため、習い事の休みの日以外は全部参加することができる。
毎日参加できるような環境の整っている状況と、週2回しか行けないような状況では上達スピードに差ができます。
その習い事にどれくらい自分が参加できるのかによってやめどきとなる目標も変わります。
4.心に傷をつけるような習い事にならないようにする
あくまで習い事なので、立ち位置としてはどうしてもやらないといけないものではないからです。
具体例
- 子供が習い事に対してどのような姿勢で取り組んでいるのかよく見ることが大事です。
「やめたい」という理由には、面倒だったり、他にやりたいことが見つかるということもあります。
その時に、習い事に取り組んでいる様子がイヤイヤなものなのか、そうは言っても楽しんでいるかについても対応は変わります。
そして、同じ習い事でもスクールを変えると「辞めたい」と言っていたものが、「続けたい」に変わることだってあり、子供にスクールの方針があっていなかっただけだったり、スクールの先生との相性やスクールの生徒さんとの相性が悪かったということだってあります。
我が家も実は、スクールの方針が子供にあっていないと感じたからスクールを変更して、同じ習い事を他のスクールで続けるということがありました。
その習い事は好きだったけれど、スクールがあっていない場合はスクールを変えて続けるという方向もあります。
ですが、「やめたいけれど、お母さんがやめさせてくれなかったから習い事の時間が苦痛だった」という経験のある人はわたしの周りにもいっぱいいました。
そんな習い事になってしまうとなんだかもったいないですよね。
習い事のやめどきを間違って子供の心の傷になるようなことがないようにしたいです。
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まとめ:子供が習い事をやめたいと言い出した時にはどうすればいい?
子供が習い事をやめたいと言ってくるとドキッとします。
ですが、「やめたい」と言ってきた子供の気持ちをしっかりと聞いてあげることは、これからどうすればいいのかを決めるのには大事なことです。
「やめたい」という言葉にどうしても親は注目してしまうところがありますが、「やめたい」の中に詰まっている子供の気持ちにしっかり向き合い最適な解決に繋がるようにサポートをしてあげたいですね。
うまくいかなくて自暴自棄になり「やめたい」なんていうこともあるけれど、本音は「やりたい」という気持ちが詰まっているということだってあります。
「やめたい」という子供の言葉に過剰に反応しすぎずに、冷静に話を聞いてあげるようにしましょう。
本当に心からやめたいと思っている時には、「やめる」方向でサポートをしてあげることも大切です。
そのためには、習い事を始める時に、やめどきになる目標についても子供としっかり具体的に立てておけるといいですね。
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