わたしの次男の登校しぶりの期間は1年弱。
短いと思われるか、長いと思われるかは見ている方の立場によって違うと思います。
わたしは今その時のことを振り返って考えてみると短い期間だったと思うのですが、登校しぶりの真っ最中は、とても長く感じました。
その時は何が原因なのか模索しながらの日々ではありましたが、原因についてはかなり複合的に絡みあっておこったように感じています。
1年生の登校しぶりの原因ってどんなこと?
1年生の登校しぶりの原因は以下の通りです
登校しぶりの原因
- 小学校への不安
- 園の時とはサポートの度合いが違うこと
- 徒歩登校への不安
- 小学校から出される宿題への不満
- 自由な時間があまりない
- やんちゃな男の子たちの存在にびっくりする
- 先生が他の生徒を怒っている場面が怖い
- 母と一緒に小学校へは行かないこと
上記の理由で次男の場合は登校しぶりがありました。
原因は1つだけではなく、同時にいくつもの原因に挟まれてしまって身動きできなくてつらいんですよね。
では、以下にその原因を解説していきます。
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【体験談】1年生の登校しぶりへの対応の仕方のポイント
わたしの次男は、1年生の途中から「学校へ行きたくない」と登校しぶりをする時期がありました。 入学してしばらくはスムーズに ...
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1.小学校への不安
幼稚園(保育園)という慣れ親しんだ舞台から、小学校という新しい舞台に変わったからです。
具体例
- 新しく知らないところは大人だって不安なのと一緒で、子供だって不安
- 新しい友達に囲まれて、新しい先生に出会って、そして新しく勉強を始めるという、新しいものがいっぱいすぎる状況に戸惑ってしまいます
大きく異なる環境というのは不安が先だってしまって、嫌なことばかり想像してしまいます。
そんな不安なことが登校しぶりという形で出ることがあります。
2.園の時とは先生のサポートの度合いが違うこと
年齢が上がると求められることのレベルが変わるからです。
具体例
- なんとなく表面上は問題なく過ごせているように思われる子は、困っていることは自分からSOSを出さないと先生の目が届きにくいところがある
- わからないことも、自分から聞かないとわからないままになる
幼稚園や保育園とは違い、求められることのレベルが上がります。
うまく順応できるといいのですが、できない時にSOSを出せなかったり、困った状態のままになると、登校しぶりになってしまうことがあります。
3.徒歩登校への不安
集団での登校だったりすると上級生のペースに下級生はついて行くのが大変だからです。
具体例
- 各家庭ごとに登園していたことが、集団で子供たちだけの登校へ切り替わる不安
- 子供にペースを合わせて登園は歩いて行くことができますが、小学校になるとペースを合わせるということが必要になる
- 上級生との相性の問題
特に集団登校で登校する学校では、上級生の子供たちと一緒に学校へ行くことになります。
上級生の子供たちも下級生のことは気にかけてはくれますが、子供なので大人のようにはいかないことがあります。
ペースが早すぎて頑張って登校している状態では辛くなってしまうこともあります。
4.小学校から出される宿題への不満
自分のやりたいものが宿題で出るわけではないからです。
具体例
- 次男は、長男の影響を受けてひらがなや計算に早くから興味を持ち自分で書けるようになっていたので、小学校へ入学した時に出される宿題というのは、すでにわかっていることで面白くなく感じてしまいました。
- 同じような宿題が毎日のように繰り返し出されるのが嫌
宿題というものは、自分の好みに合うものばかりではありません。
時に面白くないと感じるものだってあります。
慣れるまでは、その宿題というシステムが負担になってしまう子供も多いです。
5.自由な時間があまりない
休み時間はトイレなどへ行けばそれで終わってしまい、自由に心をゆったりできる時間が少ないからです。
具体例
- 一日ほぼ遊びメインのような日常から、バチっと決まった世界へ切り替わるので、自分で自由に過ごせないことへの不満
- 休み時間や昼休みも幼稚園の自由な時間とは比べものにならないほど少ないこと
- 帰宅してから友達と遊べる時間が減ること
- 宿題に時間を取られると家での自由時間も減ってしまうこと
子供は自由な時間を思い切り遊ぶというのは大事です。
ですが、小学校ではその自由な時間というのは決まっていて、幼稚園や保育園よりも短くなっています。
面白くないなと感じてしまうことはあります。
6.やんちゃな男の子たちの存在にびっくりする
小学校になると、今まで出会わなかったタイプの友達にも出会うし、親の監視の目が和らぐからです。
具体例
- 幼稚園は狭い空間で過ごすので、子供たちもママや先生の監視の目がある中なので悪いこともしにくいような環境にいます
- 小学校になるとママの監視の目がなくなるので、どうしてもはじけてしまう子はいて、今まではそんなにやんちゃでなかった子がやんちゃになっているということがあります
- 幼稚園の友達同士のルールが小学校では通じないということがあり、悪いことをしても謝らないことも、やめてと言ってもやめてくれないことも、何回もしつこく嫌がらせをされることもあり、戸惑ってしまいます
- 子供は今までのルールが通じないと、どうすればいいのかわからないんですよね
いろんなタイプの多くのお友達に出会うので、びっくりしてしまうことってあります。
そして、ちょっと怖いなと感じてしまうことだってあるんですよね。
その怖さが行きたくないなという気持ちにつながってしまうことだってあります。
7.先生が他の生徒を怒っている場面が怖い
自分が悪いことをしていなくても先生の怖さだけを感じてしまうからです。
具体例
- 自分が同じようなことをした時の恐怖がある
- 自分が怒られているような気分になってしまう
自分が怒られているわけではないのだけど、先生の迫力のある指導にびっくりしてしまう子供はいます。
自分が悪いことをしたわけではないのだけど、怒られたくないという気持ちだけが強くなってしまい不安になって学校に行きたくないということもあります。
8.母と一緒に小学校へは行かないこと
小学校では母が送迎をすることはないからです。
具体例
- 一緒にも行かないし、迎えにも行かないので母とまだ一緒にいたい時期の子供には不安
まだ、親離れできない子供もいます。
母がいないということが不安につながってしまうことだってあります。
1年生の登校しぶりの原因を知るメリットとデメリット
1年生の登校しぶりの原因を知るメリット
①子供をサポートしやすくなる
原因がなんなのかわかれば対処方法が見えてくるからです。
ただ、原因がこれ!!とはっきりわかるのはらぴももたんの経験からすると難しいと考えています。
いろんなことが複合的に絡みあって起きているので、1つの原因を取り除いたから、さぁ解決とは行かない場合があります。
そのため、原因の1つ1つを順番に丁寧に解決していくのが大事です。
②嫌な意見も聞き流せる
原因がわからないと変な意見も「そうなのかな?」と真に受けてしまうからです。
登校しぶりの原因がわかるまでは原因がなんなのか模索します。
そのため、いろいろな意見を取り入れる空間を自分の中に作るようにしてしまいます。
ですが、そのことで変な意見についても受け入れてしまい傷ついいたり、より一層自分を追い込むということがあります。
ですが、親の関わり方というのは、登校しぶりの原因ではないとらぴももたんは考えているので、原因を知っている今は「親の関わり方が悪いから」という意見は聞き流すことができます。
これは、大きなメリットです。
③他の人の参考にしてもらえる
同じように登校しぶりをしている子供を抱えている人にとっては、他の子供の登校しぶりの原因はとても参考になるからです。
らぴももたんも同じように登校しぶりがあった子供のお母さんの意見をいっぱい参考にさせてもらいました。
そのため、登校しぶりの子供のお母さんと話をしていて、聞かれたらわかる範囲で答えています。
参考になったと後から連絡をもらえると嬉しいものです。
1年生の登校しぶりの原因を知るデメリット
①子供に根掘り葉掘り原因を聞き出そうとしてしまう
子供と登校しぶりについて話すことは大切ですが、根掘り葉堀り聞かれてもわからない場合があるからです。
それは、原因は複合的に起こっている場合があるから、「これ」って言うのは難しいからです。
対策
- 子供としっかり話をすることは大切ですが、子供が出した答えだけではなく、隠れた原因があることをお忘れなく
まとめ:1年生の登校しぶりの原因ってどんなこと?
原因は1つではなく、複合的に色々なものが絡みあって出てきている場合があります。
原因の1つ1つを知ることで、ゆっくり丁寧に解決していくのが大事です。
子供の登校しぶりが原因で、自分を追い込まないようにしてくださいね。
あなたの関わりがどうというよりも、他に原因があるとらぴももたんは考えています。
早くに解決することを目的にしてしまうと疲れてしまうので、焦らずが大事です。
らぴももたんの経験が少しでもあなたの役に立てば嬉しいです。
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