子供はどんなに親に反抗しても親のことが大好きです。
そして、どんな時でも親に愛されていたいという思いを持っています。
わたしの父は、わたしには興味がないんだと思って幼少期を過ごしていたので、「父親に愛されているという感覚を与えてくれるような父親だったらよかったな〜」と思うことも多かったです。
子供は親に愛されているのか不安になることがあるのはどうして?
1.子供に親の愛が誤解して伝わることがある
親の思ってもみない方向で子供は解釈をしてしまうことがあるからです。
具体例
- 親は子供のことを考えて発言をしているけれど、その気持ちは伝わらずに嫌いだから小言を言ってくると思ってしまう
- 親は忙しくて反応が薄いだけだけど、自分に興味がないから反応してくれないんだと思ってしまう
- 考えの甘さがあるために親は反対をしていることも、親はなんでも自分のやることは阻止したいんだと思ってしまう
親は愛しているからこそかける言葉だったりしても、それを子供が感じることがないと「愛されていない」と感じてしまう誤解が生まれてしまいます。
理由がありやっている親の行動も、その思いが子供にはわからないんですよね。
「わたしのことをよく思っていないから」「わたしのことが嫌いだから」なんて理解してしまうなどのコミニュケーションのエラーが生じることがあります。
それではもったいないですよね。
子供に親の愛が誤解して伝わってしまうことがあると、子供は親に愛されていないのではないかと不安になってしまいます。
2.上手くいかないことがあると全部が上手くいかないと感じてしまうところがある
友達関係の行き詰まりの影響で家族との関係にも不安を感じてしまうことがあるからです。
具体例
- 友達関係でトラブルがあり自分について自信をなくしている時に、親のふとした視線や言葉に、親も友達と同じように自分のことを見ているのではないかと思って心配になる
親は何も子供に対して思っていなくても、子供は精神的に苦しい時には、親でさえも信じれなくなってしまうことがあるんですよね。
そのため、子供は「親が自分のことをよく思っていない」と感じてしまうことがあります。
それは、子供の勝手な思い込みではありますが、不安定な時期には一時的に自信をなくしてしまうことも。
そんな時にこそ、親の愛で包んであげたいですよね。
上手くいかないことがあると全部が上手くいかないと感じてしまうことがあると、子供は親に愛されているのかさえも不安に感じてしまいます。
子供が親に愛されているのか不安になる時の対処方法
1.子供に繰り返し愛していることを伝える
「今、愛されている」という実感が持てるのかということを子供にとってはとても大事なことだからです。
具体例
- 「あなたのことを愛しているよ」と言葉や行動のどちらでも伝わるように関わる
- 1回だけではなく、繰り返し「愛している」ということを伝える
過去に「愛しているよ」と言われていた経験よりも、今がどうなのかというのが大事になります。
過去だけ愛されていたなんて誤解のないようにするためには、繰り返し何回も伝えてあげることで、子供が「今」親に愛されているのか不安になる時間をなくしてあげることは大事です。
特に子供が大きくなると、直接的に子供の頃のように「愛しているよ」なんて言わなくなってしまうことがあります。
ですが、わたしは大きくなった時期にこそ親の思いを伝えることは大事だなと実感しています。
子供に繰り返し愛を伝えることは、子供が愛されていないではないかと不安になる気持ちを防御してくれます。
そして、何より親に愛されているということは、子供の力の源になるんですよね。
2.遠回しに伝えようとしない
子供に親の気持ちを察してもらうというのは無理だからです。
具体例
- 大人になってから親がこれは愛していてくれたからしてくれたことなんだなと気づいたり、こんなにも愛してくれてたんだということを知ることはあります。
- 子供の時には、親の考えというのはわからないし、遠回しなものについては理解できません。
遠回しに言ったことに愛があると理解するというのは、相手の察し能力に依存しすぎなんですよね。
子供にそれを求めるのは酷なことであり、そんなに考えなくても理解できるくらいのレベルで親の愛を伝えてあげることが大事です。
子供は深く考えずにそのままに理解するのは当然であり、考えの読めない親の考えを想像して考えるとろくなことがなく、変にねじ曲げて考えてしまうこともあります。
そのため、照れてしまい伝えることが出来ずに遠回しに愛していることを伝えようとしても伝わりません。
子供を思うための行動でも、それは子供が親になるまでわからないということもあります。
そして、親になった時に知ったという親の思いをもっと早くに知りたかったと思う人だっています。
それくらいに、親の愛を子供であるその時に感じたい!と思っています。
誤解がないようにストレートに「愛しているよ」と伝えることが、子供が親に愛されているのか不安にならないようにするためには大事です。
反抗期なので、「キモ!」なんて言われてしまうことがあるかもしれません。
でも、そんな時にこそ、親の愛が子供の荒れた気持ちのオアシスとなることがあるんですよね。
子供が大きくなり、親の対応は変わりますが、変わらずに愛を伝えるということだけは忘れないでください。
子供が親に愛されていることを不安にならないメリットとデメリット
子供が親に愛されていることを不安にならないメリット
①人に優しくなれる
愛されている人は、心に余裕があるので、人に優しく接することができます。
「自分のことを愛してくれているのか?」なんていちいち考えて悩んでいる時間を他にまわすことができるんですよね。
困っている人がいれば助けてあげたり、気づいたりできることは人として素敵なことだと私は思いますが、余裕がなければできません。
誰かをいじめようという考えも心が満たされていないからこそやってしまうことなんですよね。
心が満たされている人は、誰かをいじめることで心を満たす必要なんてないからです。
人に優しくされることは、親の愛で満たしてあげることのメリットの1つです。
②親の愛を心配しなくていい
親に愛されているのか心配して過ごさないといけないというのは、子供の心を大きく傷つけることです。
そして、その心配というものは生きていくということを大きく阻害するほどの大きな傷となってしまうことだってあります。
それだけ、「親という存在は子供にとって特別なもの」なんですよね。
そんな親の愛を感じれるというのは、子供にとって幸せなことです。
親の愛を心配しなくていいことは、子供が親に愛されていないのか不安にならないメリットです。
③親のことを好きになる
子供は親のことを基本好きですが、親の愛がわからなくなると好きという気持ちを自分の中に隠すようになるからです。
「親のことが好き」と堂々と言えるのは、やはり親から愛されているからです。
自分の親のことを「好きじゃないんだ」と言い聞かせないといけない生き方を子供にさせてしまうのは親として辛いことだとは思いませんか?
親のことを「大好きなんだ」と堂々と言える関係を築けるということは、子供にとってはメリットいっぱいですよね。
子供が親に愛されていることを不安にならないデメリット
敵意をむける人にショックを受ける
自分のことを愛してくれる人ばかりではないということを知るからです。
みんなから愛されたい気持ちはわかりますが、現実の世界では難しいことなんですよね。
愛してくれる人の中で過ごしていると、人の敵意に対して鈍感になってしまうことがあります。
対策
- 全ての人が自分のことを愛してくれるわけではないし、自分も全ての人を愛せるわけではないことを知る
次男は、人の敵意に戸惑うことがあり、どのように対応すればいいのか戸惑った時がありました。
それは家の中では誰も次男のことを嫌いな人はいないからなんですよね。
どんなに友好的に自分が接してもうまくいかない関係というのはあるので、そのことを知る必要はあり、そんな人との関係をどのようにとっていくかというのも大切な経験となります。
全ての人に愛されるというのは無理だけど、自分のことを大事に思ってくれるという人という存在の大切さに改めてに気づくこともできます。
そんな意味では、自分を大事に思ってくれる人の存在に気づけるというメリットもありますね。
まとめ:子供は親に愛されているのか不安になることがある
子供が、あなたに愛さているのか不安に思っっていたらどうでしょうか?
それは、誤解を解きたくなりますよね。
でも、そんな気持ちを暴露してくれるほどの関係を築けていますか?
多くの家庭では、このような問題に直面した時に子供の思いを正直に聞けないようなことがおこってしまっています。
子供は正直に全てのことを親に言うわけではないんですよね。
ですが、「子供はどんな時も親に愛されていたいもの」なんです。
だから、親もその子供の思いにこたえたいですよね。
「愛しているよ」と繰り返し伝えることで、子供が親から愛されているんだと「今」感じれる関係を築いていけるようにしたいですね。
わたしも、毎日思春期の息子たちに向き合いながら、誤解が生じないような関係が取れるというに気をつけていきたいと思っています。
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