子供がやりたいことを叶えてあげたいと思うのが親心です。
「サッカーがやりたい」
「バレーが習いたい」
「習字をしたい」
なんて子供が自分からやりたいと言ってくることはありますよね。
ですが、やりたいことをやりたいだけ好きなようにやることが子供のためになるとは限らない時もあります。
子供が自分でやりたいと言った習い事でも、辛い思いをすることがある
1.子供がやりたいと言った習い事で子供が辛い思いをすることがある
子供がやりたいと言ったからと言って子供が全て自分のためにやりたいと言っているとは限らないからです。
具体例
- 子供の「やりたい」という意志の中には、親の意志を読んで親がこの習い事をすることを望んでいるから希望するという場合もあります。
- 親としての思いを前面に出しやすい人はいて、それは子供にとってわかりやすくていい面もあるのですが、親の思いに応えたいというな真面目な子供は親の思いに頑張って応えてしまうために自分の望んでいないことを「やりたい」ということもある。
まだ幼稚園ぐらいの小さい子供の中にも、親の意見をよく聞いてくれる子供というのは存在します。
親の希望の習い事なのだけど、親は子供がやりたいと言ったからと勘違いしてしまっているという場合があるんですよね。
そんな場合でも、はじめてみたら楽しかったという子供の経験になればいいのですが、やってみたけれど合わない場合があります。
そんな場合に、子供は「辞めたい」と発言しても「あなたがはじめたいと言ったのでしょ」と意見をくみ取ってもらえないということがおこってしまいます。
そのため、子供にとって辛い習い事の期間となってしまうことがあります。
押し付け気味に子供に接してしまう人や、「この習い事が自分の子供にやらしたかったんだ」なんて思いが強すぎる人は注意しないと子供の望んでいる方向とは違う方向で習い事を進めてしまうこともあります。
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2.やりたいと言ってはじめた習い事が多すぎて、生活がままならない
やりたいと思い始めたことだけど、忙しすぎてゆっくりホッとできる時間がないということがあるからです。
具体例
- 子供が「やりたい」ということで、あれもこれも計画なしにやりたいだけはじめたら、空いている日がなくなり毎日習い事で埋まっていてゆっくりできる時間の確保ができなくなってしまったという息子の友達がいました。そのため、周りから見ていても疲れているのがわかるのだけど、「辞めたくない」と子供は言っているので、親はどうしようか悩んでいて、最終的には全部一気に辞めてしまうなんてことになってしまい、次から次へと習い事をはじめたことを後悔する結果となってしまいました。
子供のやりたいことをやりたいようにやらしてあげたいという親の思いはすごくわかります。
ですが、子供のスケジュールをうまく管理してあげれる役割は親にあります。
多くの習い事を同時にはじめてもやりきってしまう子供もいる一方で、自由な時間がなく疲れてしまうという子供もいます。
やり切れる余裕のあるタイプの子供ならいいのですが、周りが見ても疲れているのがわかるのは、やりすぎな面があります。
大事なのは、習い事を始める時にあります。
「やりたい」を実現するために、空いているところを全て埋めてしまうのではなく、1つ新しいことを追加するのであれば時間の調整も一緒に行うということが必要になります。
そして、何よりどこを目標に習い事をするのかという明確な目標を決めておくということも忘れずにやっておき、習い事を常に増やすということではなく、この習い事から、次の習い事へ移行という形で、習い事を段階的に変えて行くという方法もあります。
3.友達に基準を置きすぎて、自分に判断基準がない
習いはじめのきっかけが「友達と一緒に習いたいから」という理由でもいいと思いますが、自分としての目標もしっかり決めておく必要があるからです。
具体例
- 仲良しのお友達が習っている習い事の話を聞き、「自分もやりたい」という思いになることや、仲が良いお友達に「この習い事を一緒にやらない?」なんて誘われることがあり、始めるということはあります。そんな時には習い事では一緒に行動するようになるので、どちらかが「やめる」と言い出すと、その辞めるに引っ張られてしまうことがあります。
習い事を一緒にはじめても進み方や上達の仕方というのは個人差があるので、同じように進めなかったりということはよくあることです。
「辞めたい」ときが一緒なわけはないので、一緒に始めることになってもしっかり自分に基準を持って習い事に取り組むようにしないと「辞めたくないのにやめどき」になってしまうこともあります。
それではもったいないです。
友達と一緒にはじめても、やめる時や目標はそれぞれにあるんだよ!という部分も一緒に教えてあげれるといいですよね。
息子の水泳も仲の良かった友達もいましたが、仲の良かった友達が「やめる」と言って辞めた時に、心がぶれることはありませんでした。
習い事は一緒にやっていても、それぞれに習っているという感覚って大事です。
4.錯覚することがある
魅力的な習い事だと思っていたけど、思っていたのと違うということがあるからです。
具体例
- その習い事をやっている友達から聞いていた内容ではすごく楽しいもののように感じたけれど、自分が実際に習い事をしてみると全然楽しく感じない。
「やりたい」と親に懇願してはじめた習い事でも、子供の思いとはギャップがあったり、実際にやってみたら合わないということはあります。
そんな時に、ずっとその習い事をやらないといけないというのは苦痛です。
そんなことがないように、体験などを活用してどのような習い事なのかというのを体験してから決めるということも大事です。
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まとめ:子供が自分がやりたいと言った習い事でも、辛い思いをすることがある
自分がやりたいと言ってはじめた習い事も、うまく続くものもあれば、うまくいかないものもあります。
「辞めたい」というほど辛いものになってしまったり、「辞めたい」と言えないような状況になってしまうのもなんだかもったいないですよね。
何より子供のやりたいという気持ちというのは大事ですが、時に錯覚することもあります。
そんな時に辞められなくて苦痛な時間を長く過ごさないといけないという習い事にならないようにしたいですね。
習い事をする中で、その子の将来を光らせるものに育てるきっかけになるということもあります。
できれば、そんな習い事になるようにサポートしたいものです。
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