思春期真っ只中の息子を育てています。
思春期独特の、親に対する「イライラした感情」のむかいやすさを肌身に感じる毎日です。
思春期の刺々しい言葉に傷つくことはないですか?
「うざい」や「うっとうしい」など否定的な言葉って傷つきます。
思春期の「うざい」という否定的な言葉だけに過敏に反応しない!
言葉をそのままに捉えないことが大事
心の中の気持ちをそのままに表現してくれるといいのですが、思春期の気持ちは表に出にくくなります。
「うざい」なんて言われる方は、めちゃくちゃ腹がたつし、イライラで返してしまいそうになってしまいます。
ですが、思春期の心の中は、大人が思うよりも複雑です。
思春期の心の例
- ちょっとしたことで過敏に悩む
- 思い込んでしまう
- 背伸びしたくなる
- 自分の感情を素直に話すことが照れくさい
- 真面目に過ごすのがアホらしい
- 今までの自分とは違う自分になりたい
本心は色々あるのだけど、その本心を素直に表に出すということはしない年齢です。
- 色々事細かに説明するのも「うざい」
- 友達関係のことを根掘り葉掘り聞かれるのも「うざい」
- 親の顔を見るのも「うざい」
ですが、そのうざいの中にも、「照れ隠し」の感情が混ざっていたりすることもあるから複雑です。
そんな複雑な心を全部言葉で素直に表してくれれば、親は理解しやすいのですが…。
ですが、そんな複雑なことを言葉に表すことなんて思春期の子供はしません。
そのため、「うざい」という言葉の裏には、言葉に表せない複雑な思春期の子供の気持ちがこもっています。
だから、「うざい」という言葉だけに過敏に反応しすぎないことが大事です。
「うざい」と思春期の子供から否定的なことを言われた時の対応
だからと言って、「うざい」と言われると傷つきます。
そんな時にはどうすればいいのか以下に紹介します。
1.挨拶の1つだと思う
挨拶の1つだと思えば、嫌な気持ちになるのも防ぐことができるからです。
具体例
例えば、息子が「うざい」と言ってきた場合。
そんな時には、息子が「ありがとう」と言っていることに自分の中で置き換えるようにします。
「ありがとう」と思春期の息子が言っていくるという状況は可愛いですよね。
実際は「うざい」という否定的な意味の言葉ですが、「ありがとう」と言っていると思うとなんだか可愛く思えてくるから不思議です。
思春期のイライラしやすい時期には「ありがとう」という感謝の言葉を口にすることも減ってしまう子供も多いのです。
だからこそ感謝されていると思い込んでしまうと自分の心を無駄にイライラさせなくていいですし、むしろ可愛く思えて「ふふふ」と笑いが込み上げてくる余裕さえ出てきます。
そんなことできるか!と思われる方もいると思いますが、子供の言葉にイライラしていたっていいことなんてないです。
自分の気持ちを楽しい方向に持っていくのも、思春期の子供を持つ親のテクニックの1つです。
2.親の方が余裕のある対応をすることが大事
思春期の子供のイライラした気持ちへの対応には、親の心の余裕こそが武器
親も子供もキリキリしていては、心は休まりません。
そんな時に、大人の余裕を見せてみましょう。
殺伐とした雰囲気
- 子供だけが作り上げているものではない
- 親と子供のお互いが何かしらの影響を受けあい作り出してしまう
子供だけでなく、親も一緒に悪い雰囲気を作り出すのに影響を与えてしまっています。
それは、楽しい感情だって同じで、お互いの影響を受けています。
あなたが心に余裕を持ち、子供に対応するとどうでしょうか?
あなたの心の余裕が、子供に影響します。
すると、子供にも自然と笑顔が出てきたりもします。
具体例
「うざい」とイライラをぶつけていた息子。
そのイライラに引っ張られることなく過ごす私に、息子も自然とイライラした気持ちが減ります。
そして、イライラしていたことも忘れて、普通に「ねぇ!ねぇ聞いて!」と会話をしてくるようになる。
親が子供のイライラした感情に振り回されないと、子供の気持ちの切り替えがしやすくなります。
そんな切り替えのきっかけに「親」がなることもできます。
親がユーモアのある発想で考えることで、イライラした気持ちもふっと楽になることだってあります。
全てがそういかなくても、たまにでも「ふふふ」と笑ってしまうような対応をできる余裕が生まれてくるといいですよね。
3.無償の愛を子供へお返しする時期
幼い時にはお手伝いする部分も多く、もちろん大変な部分も多いです。
ですが、子供の凄い部分にも気づきませんでしたか?
ココが凄い
- 親がどんなに失敗したとしても許してくれ、愛してくれる
- 「ママ大好き」といっぱいの愛と笑顔で抱きしめてくれる
こんなに自分に対して甘い評価の人いたかな?
「天使なんじゃないか!」と思うくらいに、愛をいっぱい運んでくれます。
子供の心の広さというのは、親が見ならいたい部分です。
子供が小さい頃、親の失敗を笑って許してくれたように、思春期の時期には、親の方が子供をあたたかく笑顔と愛で包んであげたいですね。
親として半人前でも、「大好き」と抱きしめてくれたように、イライラする子供にも大きな愛で今度は包み返してあげましょう。
思春期は、親が子供にお返しをする期間です。
そんな風に考えると、少しくらいの「うざい」という言葉も聞き流せる回数が増えるのではないでしょうか!
そして、思春期が抜けた子供に、「親の愛ってすごい」と感じてもらえれば、今度は子供が自分の子供に愛を運んであげるのではないかな〜なんて壮大なことを思っています。
まとめ:思春期の「うざい」という否定的な言葉だけに過敏に反応しない!
思春期になると、言葉は否定的であり、傷つけられるようなことを言われることだってあります。
ですが、その言葉通りの気持ちが子供にない場合もあり、そのまま理解しない方がいい場合だってあるんですよね。
ホルモンのバランスが悪く自分でもどうしようもないイライラがあったりするので、親もそのイライラと上手に向き合って気持ちが切り替えれるのを助けてあげれるといいですよね。
とは言っても、人間なので思春期の子供に引っ張られてどっと気持ちが疲れてしまう時だってあります。
そんな時には、また自分に言い聞かせて、「挨拶の1つ」として置き換えるようにしています。
そして、何より幼い頃からわたしにくれた「無償の愛のお返し」だと思うようにしています。
全部が無理でも、たまにでもそんな風にイライラした気持ちを真っ正面から受けないような受け入れ方ができると気持ちが楽になりますよ。
楽しく思春期の時期も乗り越えると、思春期でも自分のことについて話をしてくれて、今の心情を理解するのにつながっていていいなと私は実感しています。
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【2020年度】子育てに関する悩み【まとめ決定版】
この記事を書いている私には2人の息子がいます。 子供を育てることの大変さや難しさを感じながら今に至り、子育ての悩みという ...
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