嘘というと悪いことのように感じませんか?
個人差もありますが自分の本心を全てさらけ出して生きていくのは危険ですよね。
時に心では裏腹なことを思ってしまうことはあっても、人を傷つけてしまうような内容であればふせることだってあります。
その嘘が良いのか、悪いのかについてははっきりとしたことは言えませんが、素敵と思っていなくても素敵ということも、ありがとうと思っていないくてもありがとうと言うことだってあります。
子供も同じで、嘘をつくことはあります。
それは、相手のためを思ってつく嘘だって当然あります。
子供が嘘をついた時にどのように対応するのがいいのか?
子供が嘘をついた内容によって対応は違います
それはどうしてかと言うと、同じ「嘘」でもいろんな嘘があるからです。
具体例
- 人のためにつく嘘
- 怒られないためにつく嘘
- 答えるのが面倒でつく嘘
- 自分の要求を通すためにつく嘘
嘘と言っても色々なものがあります。
その嘘の種類や程度にも色々あり、全てが同じレベルの対応では子供も過ごしにくく、親も過ごしにくくなってしまいますよね。
そして、嘘というものに過敏に反応してしまいますが、大事なことは、「どうしてその嘘をついたのか?」という理由の部分なんですよね。
その理由がわからないのに、頭ごなしに嘘は良くないと怒ったとしても、その真意が子供には伝わりません。
そして、本当に大事なことは、嘘をついたことではなく、他の方法に気づかなかったということなんですよね。
また、嘘をつくという方法を取ったけれど、そこには相手に対する配慮がこもっているという場合だってあります。
そんな時には、理由を聞かないのはもったいないと思いませんか?
嘘をついたことよりも、その理由に迫る方が子供の理解につながります。
嘘以外の方法もある
嘘は、結局のところ本当のことにはならないんですよね。
嘘をつく以外の方法を知っていたら、他の方法を取れることもあります。
その嘘以外の方法を考える力をサポートするというのが大事なんですよね。
そのために大切なことは、子供が悪いことをして怒られることから逃れたいために嘘をついたり、話さないという環境を作ってしまうことです。
大なり小なり隠すということはあると思いますが、正直に話してどうすればよかったのかを導き出す経験をすると、次から隠さずにその方法をとることもできます。
嘘以外にも方法があるんだ!ということを知ることは大事なことです。
嘘も成長の1つである
子供は知恵をつけると嘘をつくようになるからです。
親としては、「嘘がつけるほどの知恵をつけたのか!」なんて、まだ小さいと思っていた我が子が嘘を初めてついた時には思います。
そう、この嘘については、なんだか親の立場としては嘘なのに嬉しく感じてしまうから不思議なんですよね。
次男がわたしに隠れてお菓子のある棚からラムネを出して食べていました。
口についたラムネの後が証拠なのですが、次男は、棚もしっかり閉めて、子供が開けない防止用のものをつけているけれど、それも器用に閉めてラムネのゴミもゴミ箱に捨てて何もなかったように部屋で遊んでます。
初めてその事実を知った時には、もう笑いました。
だって、そんな知恵をつけているなんてびっくりなんですもんね。
しっかり偽装までできているんだもん。
もちろん、こんな時も嘘以外に方法がなかったのかについては一緒に考えてみるといいです。
きっと、面白い発想が出てきて、そんな発想あるんだ!とびっくりすることもありますよ。
子供が嘘をついた時に落ち着いて対応するメリットとデメリット
子供が嘘をついた時に落ち着いて対応するメリット
①嘘をつく以外の方法を学べる
嘘をつかなくても自分のやりたい方向に持っていくことはできるからです。
具体例
- プールを休みたいから、足が痛いと嘘を言ってプールを休もうとする。
→他の曜日にプールにいく日を変える
プールにいく回数の見直しをする
嘘をついて休むということだけでなく、今後にも効果的な方法として「プールに行く」ということを見直すこともできます。
どんな理由でプールに行きたくないのかという部分の把握は必要ですが、嘘以外の方法を取る方が自分にとって利益があることを知ることも大事です。
嘘をつく以外の方法を学べるということはメリットです。
②気持ちに余裕ができること
嘘は良くないことではありますが、親が冷静に対応しないと嘘が日常になってしまうこともあるからです。
子供は怒鳴られて怒られるということはもちろん怖いのですが、親が冷静に言う言葉にも怖さを感じます。
それはどうしてかというと、もうその時点で悪いことをしたということを認識しているからです。
この時点で悪いことをしたという認識がない子供に関しては、親子の関係の希薄さに原因もあるのかもしれないので、親子関係の見直しも含めて検討した方がいいです。
もう悪いことをしたという認識をしている子供に逆上して伝えることよりも、冷静に伝えることの方が効果的です。
余裕を持って対応することでブレずに対応できるのはメリットです。
③嘘の1つ、2つは成長の証
素直な子供でも、親に言いたくないことの1つや2つは抱えながら生きています。
それは親を心配させたくないという思いだったり、親に知られたくない恥ずかしいことだったり、色々あるのでしょうが、嘘1つない生き方というのは無理なんですよね。
嘘に気づかれないくらい巧妙な嘘をついたり知恵をつけたりしますが、これも成長の1つです。
全く嘘をなく生きるというのも生きにくいことで、私だって親に言わないことの方が多く、いちいち細かな報告なんて言いませんでした。
嘘の中でも、子供のやったことだからで済まないような重大な嘘をつくことがないように、成長を見守りつつ嘘に対応していくのがいいのではないかと思います。
ついてはいけない嘘と、どうでも良い嘘の違い。
それをしっかり認識していれば、過敏に反応しすぎない方がいいと感じています。
子供が嘘をついた時に落ち着いて対応するデメリット
重大な嘘をつく
他の人を巻き込むようなついてはいけない嘘を子供がつく場合もあるからです。
子供は素直で可愛いと思い混んでいると、この重大な嘘まで許してしまう場合がありますが、他の人を巻き込むような重大な嘘については反省をしたからと許されない場合があります。
対策
- 親子でしっかり責任と向き合う
「子供だから仕方ないよね」というレベルではない嘘をつく子供はいます。
そのような場合にはしっかりと親子でその嘘の酷さというものに向き合う必要があり、許されない嘘もあるということを知る必要があります。
子供の時代にそのような体験をするようなことがないように、許される範囲の嘘で色々勉強を重ねれるようにしたいですね。
まとめ:子供が嘘をついた時にどのように対応するのがいいのか?
一口に「嘘」と言っても様々なレベルのものがあり、全てを同じように対応するというのは無理です。
嘘をどのような理由でついたのか知ることも、子供を理解する手助けになります。
他の人を巻き込むような許されない重大な嘘を子供がつく前に、嘘について色々な角度から学べる機会に恵まれるといいなと思います。
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