ポトスはいろんな栽培方法があります。
そんな栽培方法の中でも、土栽培をする場合、「土」選びというのはとても大切です。
まだわたしが観葉植物を育て始めた頃は、「どんな土でもいいかな〜」なんてあまり考えもせずに買ってしまい、結局失敗。
土をどんなものを使用するのかは、とっても重要だったりするんですよね。
わたしは、観葉植物に関わり10年、ポトスを育てて2年になり、ポトスは手のひらサイズのものを1メートル越えのポトスタワーにまで育てました。
ポトスの土は団粒構造の土がオススメ
団粒構造の土がポトスにいい
よく家庭菜園などをされる方に適した土というので、団粒構造の土がいいよと言われますが、ポトスも一緒です。
団粒構造の土とは何?という方のために以下に具体的に説明していきますね。
団粒構造の土は団粒がたくさんある土
スーパーボールがゴロゴロある様子をイメージしてもらえるといいのですが、スーパーボールの間によく見ると隙間がたくさんありますよね。
この隙間がポトスを育てるのにとても大事になってきます。
団粒構造の土は、つまり団粒の間に無数の隙間があるような構造になった土のことです。
団粒構造の土に隙間は通り道
抜け道がなく土がみっちり敷き詰められているような土では、水が通ることもできず、空気も土に含むこともできません。
ポトスにとって必要なものを通してあげる重要な通り道が無数にある状態と言えます。
具体例
例えば、踏切が閉まっている状態が長く続けば、車は線路を横断することができません。
また、抜け道もない一本道ならずっと車が一列に並んだ状態で渋滞してしまいます。
ところが踏切がひらけば、その問題はすぐに解決されスムーズに横断していきますよね。
踏切でできた道それが、団粒の間にできた通り道になります。
その通り道が無数にあるため、大渋滞が起こらない構造になっていると言えます。
無数の通り道があるから水は排出されやすいし通気性が高い
排水性の低い土では根腐れの原因や病気の原因などいろんな問題を引き起こしてしまうからです。
団粒構造の土は、隙間が無数にあるため水の通り抜けがスムーズに行われます。
らぴももたんは、排水性についても軽く考えていたところがあって、初期の頃に他の観葉植物を枯らした経験があります。
ポトスの土は、排水性が高い性質があるものを使うというのは大事です。
また、排水性が高い土は、通気性は自然とついてくるのがいいところ。
そして、空気の通り道もポトスにとっては大事です。
排水性や通気性が高いと保水性は下がってしまう心配がある
でも、ポトスは食物なので水もやっぱり必要なんですよね。
排水性だけ高い土では水がしっかりポトス全体に行き渡らず、水やりの間隔が増えます。
また、最悪葉の先が茶色に変色して枯れてしまうということもあります。
排水性や通気性だけにこだわって選ぶと、保水性を忘れてしまう
らぴももたんは、土を選ぶときには、排水性さえ良ければいいのかと誤解するところがあり、どちらもかねそとえた土なんて存在するのかな?なんて不思議に思っていました。
でも、植物に長く関わる人の中では常識のような話なんですよね。
結局は、水をしっかり根が吸収できるというのも大事なポイントなんです。
そのため、土にはこだわった方がいいんです。
良い土の条件は、排水性や通気性が高いだけでも、保水性が高いだけでもだめ
つまり、どちらの条件も満たしている団粒構造の土がオススメと言えます。
団粒構造の土がどうして保水性が高いかというと、団粒に水を吸収してためこめるからです。
粒になることで蒸発するスピードを緩やかにし、その保水されている水を根が吸うことでポトスは生き生き育つというわけです。
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ポトスの団粒構造の土を使うメリット、デメリット
ポトスの団粒構造の土を使うメリット
初心者でもポトスの良い生育環境を作れる
初心者がベテランのようにいかないのは、その環境作りに多くの原因があるようにわたしの経験上感じます。
ですが、「団粒構造の土」を使用することで良い生育環境を素人でも気軽に手にできるというのが最大のメリットではないかと考えます。
ポトスの育て方を詳しく知らない人でも始めやすい
土の配合は、「赤玉土が〇〇くらいの割合で入っていて…!」なんて言われても、「え?赤玉ってなに?」と土の配合にいくまでにわからないことが多く、頭に入ってきません。
わたしもそうでした。
知識から入ろうとすると「ポトスを育てたい!」という意欲が消失してしまいますよね。
また、「赤玉土にはサイズがあって…」なんて詳しく話をされても困ってしまいます。
そんな難しいことを考えなくてもとりあえず、ポトスに適した土の配合をされているものを使える。
それって魅了的なことなんですよね。
詳しい専門知識がなくても、うまく配合されているポトスの環境に適した土を使えるというのがメリットです。
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欲しい量だけ買える
土の売り方はL売りで、小さいものと大きなものがあり欲しい量に合わせて組み合わせできます。
土が余ったら置き場所に困る人もいますよね。
わたしも最初は観葉植物を増やす予定がなかったので土が余ったら置き場所に困り邪魔でした。
そんな人は小さい袋を購入すればいいし、サイズを選べれるので自分にあったサイズを組み合わせて買えば邪魔にならないのがいいところです。
欲しい量を欲しいだけ買えるというのが魅力です。
ポトスの団粒構造の土を使うデメリット
初心者が配合するのは難しい
メリットを上記で紹介しましたが、デメリットも残念なことにあります。
団粒構造の土がいいのがわかっったから使用しようと思うけれど、初心者が配合を考えてやろうとすると難しい面があります。
それは団粒構造の土のデメリットの1つです。
対策
- 市販のものが売られているので、それを購入するのが楽です。
- 大きさも色々あるので、自分の必要な分を購入すればいい。
自分で配合しようとすると難しいですが、市販のものをうまく活用することで、初心者でも団粒構造の土を使用できるので諦めないでください。
値段が少し高い
どんなものでも、「良いもの」とされているものは高いです。
団粒構造の土についても同じことが言えます。
他の観葉植物用として売られている土よりやや高めになります。
対策
- 高めにはなりますが、枯れてしまったり寝腐りしてしまったり、病気を持ったりすると土を総入れ替えになるので、結局同じくらいの金額になってしまうリスクがあることを考えるとお得。
良い環境を整えてあげないと寝腐りなどの問題があり、土から総入れ替えをしないといけない状況になるということがあります。
「安いから」という理由だけで土を選んでしまうと、後々結局同じくらいの金額を土に使うことになったということもあるので、初期投資として「土選び」は慎重にした方がいいとわたしの経験から思います。
ポトスの団粒構造の土が欲しい方
ポトスの土に団粒構造の土が適してます
わたしが一番オススメな土は、「ゴールデン粒状培養土」の観葉植物用の土です。
ゴールデン培養土も、もちろん上記で紹介していた「団粒構造になっているのが特徴」の土です。
団粒構造の土は、排水性や通気性だけでなく、保水性が保たれているのが最大の魅力でしたよね。
土はこだわることも大事です。
団粒状になっているため、他の土に比べると手にもつきにくいですよ。
「ゴールデン培養土の魅力」についてはこの記事では長くなってしまうので以下の記事で紹介しています。
そちらを参考にしてください。
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まとめ:ポトスの土は団粒構造の土がオススメ
ポトスの生育環境をしっかり整えてあげることは、元気にすくすく育てる上では外せません。
土が良くないために枯れてしまうということもあります。
そのためには、団粒構造の土を使用することをわたしはオススメします。
初心者でも市販のものを使用すると自分で配合できなくても最適な土を利用できます。
ポトスを育てたいという方は、土にもこだわって選ぶとすくすく育ってくれますよ。
土は大事です。
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