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親の死後の後片付けを任せる時に気をつけること

私は両親を亡くした経験があります。

実家より遠方に住んでいるために頻回に帰ることが出来ず親の亡くなった後片付けは兄妹に任せました。

私のように遠方に住んでいるために、兄弟(姉妹)に任せる選択をされる人もいるのではないでしょうか?

らぴももたん
この記事では、「両親の死後、遠方に住むため後片付けを兄弟に任せる時に気をつけることはについて」私の実際の経験から紹介します

親の死後の後片付けを任せる時に気をつけること

親の死後の片付けを任せる時には文句を言わないことが大事

らぴももたん
親の死後の片付けを任せる時に気をつけることは何かというと、やってくれたことに文句を言わないことです。

文句を言うのは簡単ですが、それを実行すると言うのは大変なこだからです。

その大変な部分を引き受けてやってくれているのに、文句を言うなんてありえません。

兄妹に任せることで私が一番心がけていたことは、「文句を言わない」ということです。

親の死後の後片付けというのは、兄弟(姉妹)にとっても初めての体験となるので、スムーズにいかないことの連続です。

やってくれたことに感謝はしても、文句は言わないというのは最低限のマナーです。

本来なら自分の親のことなので兄妹みんなでやることが当然なのですが、実際は「遠方なために」出来ないことのオンパレードなんですよね。

ただでさえ兄妹とは労力の差がある状態で文句を言われたらやる気がなくなってしまいます。

ほとんど何もしていない人が口を挟んできたらよく思う人はいませんよね。

具体例

自分が知っていることで言わないと兄妹の足を引っ張ってしまうようなこと:情報として提供

情報を伝えても結局結果は同じかほとんど変わらないようなもの                :兄妹に任せる

この方が断然スムーズに進行しますよ。

親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合にあなたができること

遠方に住んでいてもあなたができること

遠方でもできること

  1. 感謝をし、労をねぎらう
  2. 兄弟(姉妹)の判断に任せる
  3. 遠方でも出来ることは積極的にする
  4. 事後処理について報告があったことを記録していく
  5. 費用は等分で負担する
  6. 必要な書類は出来るだけ早く送る

上記のことは、遠方に住んでいてもできることです。

実際にはどのようなことなのか以下に紹介します。

感謝をし、労をねぎらう

らぴももたん
親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合に遠方に住んでいてもできることの1つ目は、感謝をし、労をねぎらうことです。

出来ないのは仕方ないのですが、手伝うことが出来ないのは仕方ない」なんて開き直った態度をとられるとやはりいい気分はしないからです。

遠方に住むために協力できないということは仕方がない状況とはいえ、親の死後の後片付けはやらなければいけないことの山積み状態です。

手続きするものの中には、期限がある物もあります。

兄は、そのために有給をとり、書類を揃えるために役所や銀行などいろんなところに行ってくれました。

快くやってくれていることに感謝することはもちろんですが、そのことに対して「ありがとう」「お疲れ様」と伝えることは必要です。

親を亡くした悲しみの癒えない中と言うのは、兄だって私と同じです。

沢山の手続き関係の山と向き合う状況は心がすり減る状況であることは想像できます。

感謝の心を持つのって大事なことです。

具体例

【私の兄妹の場合】

余計に気を使わせてしまう:ごめん

気持ちだけ伝えたい   :お疲れ様・いつもいそがしい中ありがとう・何も出来ないので助かる

やってくれてあたりまえにならないことは大事です。

兄弟(姉妹)の判断に任せる

らぴももたん
親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合に遠方に住んでいてもできることの2つ目は、兄弟(姉妹)の判断に任せることです。

遠方にいるために手伝えない立場で、「これして」「あれして」なんて指示をするのは迷惑だからです。

私は、遠方なために手伝えることには限界があるのはわかっていました。

兄妹に伝えたこと

  1. 兄弟(姉妹)に全て任せる
  2. もしも何か問題が起きても兄弟(姉妹)の責任にはしない

任せたからといって、私に責任が何もないわけではありません。

何か問題があった時には、責任についても一緒に引き受けるということは大切です。

そうでなければ、代表として動いてくれる兄妹は安心して動けませんよね。

私の兄妹は、とても良い人なので、「大変だから進行状況を毎回報告してくれなくてもいいよ」と伝えていましたが、遠くに住む私のことを気づかって「こうするけどいい?」なんて確認をその都度してくれていました。

答えは、もちろん「お願いします」です。

仲違いしていてうまくいっていない兄弟(姉妹)の場合は、こうもいかない点があるかもしれません。

でも、後片付けを全部やるというのはとても大変なんだということを理解する必要があります。

兄弟(姉妹)といえども、他人なので同じ考えに常になるとはいきません

私が近くに住んでいたら、こうするだろうな〜ということは、もちろんありました。

ですが、その意見を言えるのは後片付けに協力できる近くに住んでいた場合です。

今は遠方に住んでいて、何も出来ない立場にあるのでそこはしっかりわきまえておかないといけません

兄弟(姉妹)という気楽な関係だからこそ、その関係にあぐらをかかずに、近くに住む人が動きやすいように配慮しましょう

遠方でも出来ることは率先してやる

らぴももたん
親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合に遠方に住んでいてもできることの3つ目は、遠方でもできることは率先してやることです。

それは、死後の片付けはやることが多岐にわたるからです。

遠方にいるとできないことは多いですが、その中にも出来ることはあります

私は、兄弟(姉妹)の中で「これはどうすればいいのかな?」と調べないとわからないものに関して調べる係を担当しました。

それはどこにいても出来ることです。

具体例

兄妹が親の許証やパスポートが紛失していることに気づく

私が、所轄の警察署に電話で確認

亡くなった時点で免許は無効なため、問題はないとわかる

調べた内容を兄弟(姉妹)に伝える

親がなくなり事後処理も初めてのことだと、わからないことだらけなので、調べ事をしてその結果を伝えるだけで調べる時間の短縮になり喜ばれました。

また、遠方にいても解約手続きの出来るものに関してはらぴももたんが解約をしました。

近場で、相続人代表でないと出来ない手続きというのはたくさんあります。

そんな兄弟(姉妹)の労力を少しでも減らせればと…気づいたものについてはやりました。

遠方でも出来ることは意外とたくさんあるし、何より喜んでもらえるのが嬉しいものです。

兄弟(姉妹)から事後処理について報告があったことを記録する

らぴももたん
親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合に遠方に住んでいてもできることの4つ目は、兄弟(姉妹)から事後処理について報告があったことを記録することです。

それはどうしてかと言うと、同時進行でいろんな手続きや、片付けがあるので、実行部隊の兄弟(姉妹)はやることだらけで余裕がないからです。

遠方にいるとそういう状況が客観的に見れます

処理をして何をしたのかメモしたり、これから何をしなければいけないのか考えながら進めるのはしんどいです。

そういったところを遠方にいる人が、コントロールしてあげると兄弟(姉妹)は楽です。

具体例

「これが終わったよ」なんて連絡があれば、その項目ごとにメモ。

「これって何処まで終わったかな」なんて聞かれれば、メモを参照して、「ここまで終わっていて、次はこれだよ」と教えてあげる。

兄妹は「記録」が一番助かったと言っていました。

同時進行でいろんなことをしていると、どこまでどの処理が進んでいるのかをわからなくなってしまうこともあります。

それぐらい親の死後にやることは多いです。

誰かが把握しておかないとわからなくなってしまうので、余裕のある人がその担当をするのが大切です。

実行部隊として動いている人は、記録をしておくというのも大変です。

遠方にいるために余裕もあるので記録担当をすればスムーズにいきます。

ただ問題となるのは、やったことについて連絡がないと把握ができないので、連絡を入れてもらう必要性が出てきます。

私の家の場合は、連絡は常に入れてくれる状態が出来上がっていたのでスムーズに遠方にいてもフォーローできた点があります。

そして、「何日までの手続きがあるよ」なんて忘れそうな手続きについては前もって連絡するなどサポートも出来るのも嬉しいところですよ。

多岐にわたる事後処理なので、そういう細やかな点は一番余裕のある人がやるとスムーズに進行します。

兄弟(姉妹)で費用については等分で負担する

らぴももたん
親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合に遠方に住んでいてもできることの5つ目は、兄弟(姉妹)で費用は等分で負担することです。

一番もめるのが誰がその費用を負担するのかということです。

片親が残っている状況で、経済力のある親の場合は、費用を全額負担をしてくれると思います。

ですが、両親が亡くなるとそうも言っていられません。

誰かがすっごくお金持ちで負担してくれるというのなら、お任せするのも手だと思いますが、同世代の兄弟は金銭の状況も同じような状況も多いのではないでしょうか?

遠方だから出さないなんてことは通じないのでしっかり負担しましょう。

幸い私の家は、親がある程度のお金を残してくれたので、その中で色々な事後処理をすることができ誰も負担するということはなかったです。

遠方にいるから多く負担するという方もいるかもしれませんが、他の兄弟(姉妹)、あなたの配偶者次第ですよね。

お金ってかなりシビアな問題なので曖昧にしないようにしましょう

必要な書類は出来るだけ早く送る

らぴももたん
親の死の後片付けを兄弟(姉妹)に任せる場合に遠方に住んでいてもできることの6つ目は、必要な書類はできるだけ早く送ることです。

それはどうしてかというと、遠方に住んでいると郵送などしたりして時間がかかるからです。

相続などの手続きや、いろいろな手続きに書類がたくさん必要になります。

具体例

私が実際に困ったのは、戸籍謄本の取り寄せです。

今住んでいる場所が本籍地ならいいのですが、直接自分で取りに行けない距離だったりすると、郵送で取り寄せるために定額小為替など用意するものもあり、時間がかかります。

実際に私も郵送で対応しましたが、速達対応にしてもやはり時間がかかりました。

今は、コンビニ対応をしてくれる自治体もあるようです。

ただ、問題は取り寄せた書類の期限があるものもあり、あまり早くに取り寄せてしまっては二度手間になるものもあります。

私は、住民票を早めに取りすぎて期間が過ぎてしまいもう一度取りにいかないといけないことがありました

数百円ではあるけれど、無駄になるのはもったいないですよね。

ただ、兄妹から必要書類を求められた時には出来るだけ待たせないように協力するのも大切なことです。

親の死後の片付けをする時に、やっておけばよかったと後悔したこと

親が生きている間に色々情報を集めること

私は母を亡くし、すぐに父を亡くしました。

まだ、親が健康に生きてくれるはずなんて甘い期待を持って生活してしまっていたので、母が亡くなりちょっと危機感を持ちましたが、亡くなったばかりでこんな話をするのもしにくいというのと、父がこんなにも早く亡くなるとは思っていなかったので、家についてのことを相談する機会がありませんでした。

それは他の兄妹についても同じでした。

困ったこと

  • 葬儀はどのようにしたいのか
  • 貯金や株などの資産はどこにどれくらいあるのか
  • 所有する車の状況
  • 不動産の管理の状況
  • 畑や山や田んぼなどの所有している場所
  • 親の交友関係

わかっていることがほとんどなく、ほとんどがわからないことだらけです。

葬儀中も、父を亡くし悲しい気持ちであるのに「これからどうすればいいのか?」と先行きの不安を兄妹と相談しないといけない時間に消えて行きました。

まだ両親が健在の場合は、余裕がありますが、両親共になくしてしまうと誰も何も知らないという情けない状況になってしまいます。

悲しいという気持ちに正面から向き合えるような時間になるようにするためには、早めの準備は大切だと痛いほど痛感した出来事でした。

まとめ:親の死後の後片付けを任せる時に気をつけること

らぴももたん
この記事では、「親の死後の後片付けを任せる時に気をつけること」についてらぴももたんの経験をもとに紹介しました。

両親が亡くなったあと、出来れば事後処理も率先してやりたいですよね。

出来る範囲で手伝いながら、兄弟(姉妹)への感謝を忘れずにに労をねぎらうようにしましょうね。

間違っても、兄弟(姉妹)がやってくれたことに文句を言わないように気をつけてください。

気持ち良い気分で兄弟(姉妹)が事後処理を出来るように邪魔をしないことは、遠方にいる身には大切です。

私と同じように兄弟(姉妹)に事後処理をお任せする方の参考になれば幸いです。

そして、まだ両親が健在な間に色々な情報を集めるためにも交流をしっかりとることをお勧めします。

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