付き合っていると、いつか別れを迎える時がきます。
どうせなら、良い思い出になるようなつきあいだといいのですが、そうとも言えない関係になってしまうことはあります。
わたしは、「元彼に仕返ししたい」という思いを抱くほど、その人にはまる恋愛をしたことがなく、冷めた人でした。
仕返ししたいほどの思いを持つあなたは、それぐらい大好きで、はまっていた恋愛をしていたということではないでしょうか?
そこまではまるほどの恋を経験することは、誰にでも出来ることではありません。
ですが、あなたの中に残った感情が「憎しみ」であるというのが残念なところですよね。
でも、綺麗に別れられる別ればかりでなく、やはりドロドロした部分もあるのが「恋愛の現実」です。
元彼(元カノ)に仕返しをしたいと思ってしまう理由
元彼(元カノ)に仕返しをしたいと思ってしまうのはどうして?
仕返しをしたいと思う理由
- 信頼していたのに裏切られる経験をした
- 付き合っている時に嫌な経験をした
- あなたのプライドが傷ついたから
- 長年の片思いを実らせてやっと付き合えた人だから
- 大好きだから
上記の理由により、元彼(元カノ)に仕返したいと思ってしまいます。
別れた後に仕返しをしたいなんて書くと怖く感じますが、そういう気持ちになる人は少なくないです。
それだけ大好きだったし、それだけあなたにとって元彼(元カノ)がすべてだったのかもしれませんね。
愛するからこそ憎しみのこころが生まれてしまうということは、よくおこることです。
以下に具体的に解説をしていきます。
1.信頼していたのに裏切られる経験をしたから
「裏切られる」という行為は誰からされても嫌なものです。
付き合って心から信頼していた人から裏切られるとなると、心に受けるダメージの大きさは計りしてないものがあります。
裏切られる経験の例
- 彼氏(彼女)が浮気をしていた。
- 彼氏(彼女)は既婚者だった。
- 将来のためという名目で貸したお金が違う目的のためのものだった
- 結婚しようと言われていたのに嘘だった
上記のように信頼している人から裏切られる経験をするというのはショックなことです。
信頼したいた思いを踏みにじられたように感じてしまい、仕返しという方向に心が動いてしまうのです。
具体例について以下に説明します。
①浮気をされた、既婚者だった
彼氏(彼女)にとって自分は彼女(彼氏)であると信じているのに、思いびとは他にいたというのは心を踏みにじられた気持ちになるです。
具体例
- 彼女との関係は良好で上手くいっていると感じていたけれど、偶然街で彼女と仲良く過ごしている男性の姿を目撃してしまった。
- 彼氏(彼女)の自分が本命だと思っていたのに、自分は浮気相手だったということを知ってしまった。
- 独身だと思って付き合っていた彼氏だったのに、ある日奥さんと名乗る人物から電話があり、既婚者であることを知らされ、自分が浮気相手だったことを聞かされ、もう会わないことを約束させられた。
信じていた人が、浮気をしたり、既婚者だったというのは裏切られた気持ちが強くなり、さらに自分が浮気相手の方だった場合には仕返したい気持ちが出てきますよね。
信用していたからこそ、大きくショックを受けてしまうのです。
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②貸したお金が違う目的で使用されていた
彼氏(彼女)に貸したお金が、本来使用されるはずの物には使用されていないことを知るとショックを受けるからです。
具体例
- 彼氏が夢のために必要なお金の資金が足りないというので、お金を貸してあげたのに、遊びのためのお金として使用していた
- 親の入院のための資金が必要と彼女が困っていたので、お金を貸してあげたけれど、親は元気で彼女は自分の娯楽資金にしていた
金銭問題に、恋愛が絡むとややこしくなってしまうことがあり、情があったり、信用しているのもあり貸してしまう場合もありますが大きな額のお金であればあるほど気をつけないと黙れてしまうことがあります。
愛情だけでなく、お金もなくすと生活していくのも大変だったり、そして最悪の場合、警察を巻き込むような事件になることもあります。
そのようなことに愛する人から巻き込まれてしまったとしたら、仕返しをしたい気持ちに支配されてしまうことだってあります。
③結婚すると約束していたのは嘘だった
「結婚しようね」という口約束を信じていたのに、それが全くのうそだったとしたら怒りも出てくるからです。
具体例
- 「あなたと結婚したい」、「結婚しようね」という言葉を信じて付き合っていたのに、結婚する気などさらさらなく都合の良い遊び相手の1人だった。
- 「別れたら結婚しようね」と今別居中の既婚者に言われ、信じていたのに別れる予定すらなく、都合の良い不倫相手だった。
適齢期や結婚をしたい人にとっての、「結婚」というものには夢がいっぱいつまっています。
その口約束が、嘘であり、あなたの結婚したいという思いにつけこまれていたり、だまされていた場合は、怒りや憎しみにこころが支配されてしまいます。
それは、「結婚しようね」という言葉を信じていたから、結婚相手と思って過ごしていたし、婚約者だと思って過ごしていたからなんですよね。
それが全部嘘だったとしたら、やり切れない気持ちでいいぱいになりますね。
また、既婚者で別居中だからすぐ別れて結婚するなんていいながらその気がなく、ずるずると都合の良い関係だけを維持している場合もそれを知ったら腹がたちますよね。
2.付き合っている時に嫌な経験をした
付き合っている時に経験した嫌な経験というのは、後々も引きずってしまったりして許せない気持ちに繋がってしまうからです。
嫌な経験の例
- 恋人に暴力振るわれた
- 彼氏(彼女)の酒癖が悪かった
- 騙された期間が長かった
- 別れる時に悪口を言われた
上記のようなことがあると嫌な経験になってしまったことを許せなくて仕返しをしたい気持ちにつながってしまうことがあります。
以下にどのようなことなのか具体的に説明します。
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①暴力を振るわれた
あなたにどんなに問題があったとしても暴力で解決をしようとする方法は間違っているし、暴力という嫌な思いはこころに残ります。
具体例
- 彼氏はイライラすると手当たり次第物を壊したり、殴ったり、蹴ったりしてくるため、病院に行く時もあった
- 顔にあざができるほど叩かれたりして、周りから心配されることが多かったり、傷を隠すためにマスクやサングラスをつけたり肌を見せない服を着ていた。
付き合っている時には、自分が悪いのかと思い込んでいたけれど、落ち着いて考えてみて恋人のひどい行いに気づいたことで仕返ししたい気持ちになることもあるからです。
②酒ぐせが悪い
お酒を飲むと人格が変わってしまい、そのために振り回される経験をいっぱいしたからです。
具体例
- お酒を飲み気が大きくなって、大きな声で怒る
- 過去の小さいな出来事を持ち出してネチネチ責める
- 部屋のものを投げたり、壊したりする
- お店の中のものを壊したり、暴れたりして他の人を巻き込む
- 関係ない人に絡みまくる
- 酒の勢いで浮気をする
酒癖の悪い人はお酒を飲まなければいいと思いますが、そんな人に限ってお酒が好きだったり、お酒を飲む機会が多かったりしますよね。
お酒が絡むことで何かしらの問題行動をとる恋人だと、まわりにいると嫌な思いに巻き込まれます。
普段がどれだけいい人だったとしても、その嫌な思いというのは消えないんですよね。
そういう場合は、こころにわだかまりが残ってしまい、仕返ししたいなという思いにつながることがあります。
③騙されていた期間が長いから
裏切られたりすると、つきあう期間が短くても腹がたちますが、それがあまりにも長い期間だった場合には怒りも大きなものになってしまいます。
具体例
- 20代や30代の周りが結婚したり、子供ができたりと幸せな家庭を築いている中で、この人と結婚したいと思って過ごしていた長い期間を都合の良い不倫相手として過ごしていた。
- 長い期間を一緒に過ごしていて結婚も夢見ていたけれど、その間ずっと彼氏には本命の彼女がいた。
信じて過ごしていた期間が長いので、騙されていたことへの怒りが増幅しやすいですよね。
許せない気持ちと、かえってはこない自分の時間の貴重さというのに仕返ししたい気持ちにつながってしまうことがあります。
④別れる時に悪口ばかり言われた
悪口や人格否定のようなことを言われるとへこむし、心を傷つけてしまいます。
- 別れる時に「おまえの気持ちは重過ぎる」「尽くしてくれるのも迷惑だった」など傷つくようなことを言われた。
- 「誰もあなたを好きになってくれる人はいない」と否定された。
- 「あなたは誰も好きになれる人ではない」「人の気持ちが全くわからない人」と言われた。
- 「あなたは幸せにはなれない」と捨てセリフを吐かれた。
別れる時に、悪口や人間性を否定されるようなことを言われるとショックですよね。
「おまえとだから幸せになれなかったんだよ!」と言ってやりたい気持ちや、仕返ししたい気持ちにもつながってしまう可能性があります。
3.あなたのプライドが傷ついたから
今まで振られるということを経験したことがなく、モテる人や、いつもまわりから追われている立場なのに、振られる経験を初めてしたりすると大きくプライドを傷つけてしまうことがあるからです。
プライドが傷つく例
- 自分の方が愛されていると思っていたのに、「別れたい」と言われた。
- 自分のために恋人はいつも尽くしてくれていてうまくいっていると思っていたのに突然別れを切り出されて、どうしてなのかわからない。
- 今まで彼氏(彼女)から振られた経験はなく、いつも自分が振る立場だったのに、振られる経験を初めてした。
恋人を少し見下して見ていた部分があったり、自分の方が愛されているという安心感があったからこそ、余計に恋人に執着してしまい仕返ししたい気持ちになりやすいのかもしれません。
4.長年の片思いをやっと実らせて付き合えた人だったから
大好きな人を思う期間が長いと、その人への執着も強めてしまい、せっかくつきあえたのに、別れがきたことで切なく悲しい気持ちになるからです。
具体例
- 何回も告白を失敗して、やっと付き合えたのにあっさり振られてしまった。
- 付き合うまでにいろんな困難がありやっと付き合え幸せを満喫していたけれど、別れを切り出された。
その人を見ている期間が長いために、終わりへの抵抗が強く、失うことへのつらさも倍増してしまいます。
だからこそ今の関係を終わらせた恋人への仕返しを考えてしまうことがあります。
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5.大好きだったから
大好きだったから失いたくないし、好きだからこそ、捨てられたような気分になり傷つき憎くなってしまうからです。
具体例
- こんなにあなたのことを思っているのに、どうしてこの気持ちをわかってくれないのかわからない
- まだ別れたくないし、付き合ったいたいし、未練がある
自分の大好きな思いをわかってくれない元彼(元カノ)へ、大好きだったからこそ憎しみを持っていしまい、仕返したくなるということがあります。
元彼(元カノ)に仕返しをしたいと思ってしまう時の対処方法
元彼(元カノ)に仕返しをしたいしたいと思ってしまう場合はどうする?
仕返しをしたい時の対処方法
- 仕返しするのは何のためにするのか考えましょう
- 元彼(元カノ)の問題が結婚前にわかったのはラッキーだと気づく
- あなたの人生を輝かせるのが一番の仕返しになる。
- 仕返しをすることにこだわると過去に止まったままになる。あなたのために元彼(元カノ)を許す。
上記のように元彼(元カノ)へ仕返しをしたいと思ってしまう時には対処をしましょう。
具体的にはどのような方法なのか以下に解説します。
1.仕返しはなんのためにするか考えましょう
何のために仕返しをするのかによって対処の行動は変わるからです。
具体例
- 仕返しをすることを考えたけれど、自分が得れるものは何もなかった
- 仕返しをしてスッキリした気持ちを手に入れたい
- 仕返しをして、今心にたまっている不満をぶつけたい
何のために仕返しをするのか考えた時に3つのパターンが考えられます。
以下に具体的に対処方法を説明します。
①仕返しをしても何を得るものがない人→仕返しをやめる
実際に仕返しをしている自分を想像して考えた時に、何も得るものがないか、得れるものは仕返しをしてまで得れるものでもなかったのなら仕返しというリスクのある行動ではなく他の方法を考えてみましょう。
仕返しをするということで、またあなたが傷つく場合というのもあるし、傷を深くしてしまうということもあります。
②スッキリとしたい気持ちを手に入れたい人→方法を見直す
あなたのこころをスッキリさせたいのであれば、他にも方法はあるからです。
ポイント
仕返しをするためには、元彼(元カノ)にまた関わらなければいけません。
- これ以上あなたが嫌な思いをする必要はあるのでしょうか?
仕返しという方法以外にもこころをスッキリさせる方法はあるのではないでしょうか?
あなたの頭の中に残っている「元彼(元カノ)」というフレーズから少し離れて考えてみましょう。
きっとあなたにとってもっと実りのある方法があるはずです。
どうせなら、あなたの人生に実りがある方向で時間を使う方がいいですよね。
冷静になってちょっと考えてみましょう。
③不満をぶつけたい人→その価値がある人か考える。あなたの時間を使うのがもったいないと気づく
ポイント
大切にしてくれなかった不満をぶつけたいだけなら、その価値のある人ですか?
- あなたが不満をぶつけてもきっと元彼(元カノ)は何も変わりません
元彼(元カノ)は幸せになれる人でしょうか?
きっと、幸せな生活とは遠いところにいる人です。
そんな人に幸せにしてくれなかった怒りをぶつけても理解できません。
あなたとはつりあっていなかった人です。
話すのも時間がもったいないですよ。
その時間はあなたのための時間に使いましょう。
その方が有効的です。
これ以上、元彼(元カノ)にあなたの時間を使われるのはもったいないです。
2.結婚前に元彼(元カノ)の問題がわかったのはラッキーなことだと気づく
今はとてもそんな風に思えないかもしれません。
あなたの心に残る傷は深いものだからです。
でも、落ち着いて考えてください。
ポイント
高確率で起こっている世の中の現状:元彼(元カノ)が持つ問題に気づかずに結婚してから問題が明らかになる
そんな中、あなたは幸運にも「結婚前に知ることができた」。
これはとてもラッキーなことなんです!!
そうは思いませんか?
私の母は、結婚にむかない父と結婚をし「別れたいな〜」と思いつつ、亡くなるまで別れずに過ごしました。
別れなかったのは、関係性が改善したからではありません。
人生を終わらせる直前まで、「どうして結婚してしまったんだろう」という後悔の話を母はしていました。
結婚後の離婚を選択するというものがどれほど大変なものなのかというのを、私は母の背中を見て知っています。
母のように結婚してからでは、離婚に踏み切るのは大変です。
でも、「あなたがそんな問題を沢山抱えた人と一緒に結婚をしなくて良かった!」し、「早くに知れたということは幸運なこと」!!
今は心の傷もあり冷静な判断はつきにくいと思いますが、きっと、もう少し時間がたてば「良かったな〜」と思えるようになるでしょう。
3.あなたの人生を輝かせましょう
嫌な思いや悔しい思い、憎い気持ち、仕返しをしたい気持ちをバネにして、自分を光輝かせるものにしてしまう。
ポイント
元彼(元カノ)が何をされたら一番悔しい思いをするか?
- あなたが幸せに暮らしている、輝いた生活をしているのは、一番悔しい
あなたと別れたことを引きずることもなく、幸せを見つけている。
そして、あなた自身も光輝くことで幸せをつかめる。
仕返しするよりも、あなたのために時間が使われます。
そして、その先に得るものあるし、しっかりと前に進めています。
4.仕返しをすることにこだわると過去に止まったままになる。あなたのために元彼(元カノ)を許す
元彼(元カノ)への仕返しにこだわった結果を見てみましょう。
元彼(元カノ)の時間:進んでいる
あなたの時間 :その時で止まったままの状態
あなたの憎い元彼(元カノ)は、「今」を歩いています。
ですが、あなたは「過去のまま」立ち止まっている状態です。
それでは、悔しくないですか?
注意ポイント
過去に止まったままの状態:何も得るものがない
人を許すという行為は、元彼(元カノ)のためにではなく、あなたのためにするものです。
元彼(元カノ)のために許すという行為があるのではなく、自分のために許すということをしましょう。
あなたが過去にこだわってずっと立ち止まったままなんてもったいないとは思いませんか?
あなたのために許して、前に進みましょう。
人を憎んで進めないままのあなたより、許した後のあなたは未来を生きていて沢山の何かを得ているはずです。
そして幸せな道を歩いて行きましょう。
元彼にこだわる必要なんてない。こっちからバイバイしちゃう!
そんな気持ちを持って「今」を一歩進めていきましょう。
まとめ:元彼(元カノ)に仕返ししたいと思ってしまう理由とその対処方法
仕返しをしたい、憎い元彼(元カノ)にあなたが一番仕返し出来る方法は、「あなたが幸せになること」。
そして、光輝くことです。
何より、そんな相手と結婚しなくて良かったことを喜びましょう。
長い人生の多くを結婚生活ではパートナーと一緒に過ごすことになるので、これ以上元彼(元カノ)にあなたの時間を使うのはもったいないです。
あなたのために許すということも大事です。
人を許すのは、誰かのためにあるのではなく、人を許すという行為は自分が過去から未来へ進むためにするものです。
仕返しすることにこだわっていたあなたより、きっと未来のあなたは得ているものがいっぱいです。
そのパワーを自分磨きに使い、そして、幸せになってくださいね。