「思春期のイライラしている子供とどう向き合えばいいの?」なんて悩んでいる方もおられるのはないでしょうか?
わたしにも思春期まっただ中の息子がいます。
わたしにも思春期という時期はあったので、意味もなくイライラする気持ちを体験したことがあります。
イライラというのは、とても不快なもので本人にとってもしんどいものですが、周りにいる人にとってもつらい時期になります。
思春期はどの子も通る道で、子供の頃のイヤイヤ期のように親にとってもしんどい期間だからこそ、向き合い方にもポイントがあります。
思春期のイライラする子供との向き合い方のポイント
思春期のイライラする子供との向き合い方のポイントは以下の通りです。
思春期のイライラの向き合い方
- 真正面からぶつかりすぎない
- 親の言いたいことは冷静に伝える
- 見捨てたりしない
- ユーモアが大事
上記の4つが思春期のイライラする子供との向き合い方のポイントです。
以下に具体的に解説していきます。
1.真正面からぶつかりすぎない
イライラして発言する内容は本心ではないことが多いからです。
ポイント
- 本来の目的とずれてしまう:イライラしている状態で真正面から言葉を掛け合うと、お互いが言わなくていいことを言ってしまうことがある。言わなくていい言葉を引き出すのが目的ではないので、正面からぶつかることが良策ではない
- 思春期の子供の特徴:なんでも嫌なんですよね。親にいちいち支持されるのも、やらないといけないことが決まっているのも、周りの思春期の友達たちに振り回されるのも嫌、とにかく心をいちいち振り回されてしまいます。
- 思春期の子供の言葉:本心ではないきたない言葉を言ってしまうことがある。子供にとっては聞き流してくれるくらいが都合がいい。
なんでも嫌で、言いたくないことも言ってしまう状態の思春期の子供に真正面からぶつかると、ただただ心をお互いが傷つけるだけです。
真正面からぶつからずに対応できるかというのは大事です。
2.親の言いたいことは冷静に伝える
ついカッとなって親の方までイライラしてしまうと趣旨とずれてしまい言いたいことを伝えることもできないからです。
ポイント
- 感情的にならない:冷静に親として伝えることは言いましょう
- 子供の耳には届いている:その時には伝わらなく感じますが、子供は親の言葉は実はしっかり聞いている場合が多く、らぴももたんの長男は、「言ってた意味がわかったわ、ごめん」なんて冷静になってから言いにきたりします。そのため、伝えることは伝えるというのは大事だと感じました。
- 伝えることを諦めない:伝えることを諦めたりせずに、しっかり伝えましょう。伝え続けていると、いつか子供の心に響くときがきます。それまではしんどいし、嫌な役割になりますが、その役割の人がいるというのが子供の心を救うきっかけにもなります。
思春期の子供がイライラしているからといって何も伝えないのはダメです。
冷静に伝え続けるというのが親の役割なんですよね。
3.見捨てたりしない
思春期のイライラを相手することは親にとっても過酷なことですが、本人もしんどいものだからです。
ポイント
- 見守る:お互いしんどい時期であるからこそ、離れたい気持ちにもなりますが、この時期に見守り続けることは大事
- 貴重な存在:心が不安定な時期だからこそ、いつも安定した関わりを続けてくれる人の存在が大事
「もう、知らない」なんて放り投げそうになってしまいそうですが、そうではなく見守り続けることが大事です。
うまくいかない時期だからこそ支えるひとの存在があるんだというのが大事なんです。
思春期などの不安定な時期には、親の愛についても子供は疑心暗鬼になってしまうことがあります。
子供が親の愛について不安になる理由と、その対処方法については以下の記事で紹介しています。
興味のある方は参考にしてください。
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4.ユーモアが大事
思春期のイライラに対して真面目すぎる反応は、子供もあなたも追い詰めてしまうことがあるからです。
ポイント
【子供が「クソババア!」なんて暴言を吐いてくる場合】
- 「あなた、誰に向かってクソババアって言ってるの?」なんて怒ったって解決しない。結局、陰でクソババアなんて言っています。
- こんな時は、ユーモアをフル活用するのがオススメ。「まぁ、ひどい!クソババアって言ってたよっておばあちゃん(義母)に言っておこう。おばあちゃん何もしてないのに」なんて笑いながらユーモアで返します。もちろん、これはユーモアな仕返しなので、実際に義母に伝えたりするのはしません。「え?この人何言ってるの?」と思うようなし返しをずっとし続けたら、長男攻撃するのに疲れてしまって諦めるんです。そして、最後は「もう、なに言ってたか忘れたわ」なんて、笑。
- 話を聞いてあげないといけないような内容で、おもしろおかしく対応するのはダメですが、ただ感情的になってしまっている時にはいいですよ。
思春期のイライラにユーモアで返すことの良いところは、自分の心を無駄に荒立てなくて良いところです。
お互いがイライラしてしんどい思いをすると、何もいいことがないです。
だから、そんな荒れた空気の中で自分が疲れないためにユーモアはいいんですよね。
余計にイライラしてしまう思春期の子供もいるかもしれませんが、親だって反撃したい時があるんですが、暴言で反撃は出来ないので、そんな時にユーモアで対応はいいです。
気持ちが揺れ動くことが減りますよ。
そして、何より冷静に対応できるようになります。自分の感情を落ち着けるには笑いって大事なんだなと再確認しました。
思春期のイライラする子供と向き合うメリット
1.イライラしていない時には関係性が良好
子供は親との関係性を壊したいわけではないからです。
イライラしている時をうまくかわしてユーモアで乗り切ってあげると、子供も楽なんです。
子供がイライラしていない時にまで、不穏な空気を持ち込まないようにすると、今まで築き上げてきた関係性はないものにはならないので、普通に会話をすることもできます。
そして、その時間を楽しくお互いが過ごせることができるとお互いの心の休息時間にもなります。
そんな休息時間を積み上げていくことも、良い関係を維持していくのには大事です。
わたしの長男はおしゃべりな子なので、いろんなことを教えてくれます。それも勉強になります。
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2.冷静な時に子供が自分の行動を振り返り反省することもある
子供が冷静になった時に、親が伝えていたメッセージの効果を出してくるからです。
子供のタイプによって、どれくらいの期間で効いてくるのかの差はありますが、わたしの息子の場合は、素直なところが彼の良いところなこともあり、イライラした感情が終わるとすぐに反省モードに入ります。
そして、親の伝えたいメッセージもしっかり受け止めていて、それについての長男なりの考えについても冷静に話せるようになります。
長男の本当に伝えたかったことをそこで知ることもあるし、言った言動に対しての反省の心も出てきて、「ごめんなさい」なんて伝えてくることもあります。
親が伝えたいことが後でごちゃごちゃ言わなくても伝わっているのは嬉しいことです。
3.覚悟が決まる
思春期のイライラの時期から親は逃れないことを知ると心が決まるからです。
いつまで続くのかわからないけれど、その不安定な時期からは逃れられないものなので、対応を続けているうちに覚悟が決まります。
覚悟が決まるといいことは、どうすればうまく切り抜けれるか考えることです。
逃げれないので、うまくかわしながら、言いたいことは伝えていくなど、自分なりの対応の仕方を決めると自分のイライラについてもコントロールできる時が増えてきます。
子供のタイプもいろいろあるので、わたしの長男にむけた対応のポイントとは違う部分もあると思いますが、自分の子供にあっている対応を模索するのは、その子供を知るためには大切です。
できれば、悩みすぎずにやれるといいですね。
思春期のイライラする子供と向き合うデメリット
1.思春期のイライラの感情の渦に一緒に巻き込まれそうになる
どんなにイライラしないように対応しようと努力していても、自分の感情の置きどころがよくない時には一緒にイライラしてしまうと言うことがあるからです。
人間なので、どうしてもうまくいかないときがあり、真正面から向かいすぎて失敗することもやはりあります。
対策
- 同じような対応をし続けないように自分の対応を見直す
失敗した時は、どんな時に一緒にイライラしやすいのかを考えてみるといいです。
わたしは、長くイライラをぶつけられるのがしんどいタイプです。
わたし自身があまり長く考え込むようなタイプでないこともあります。
そのため、長男のイライラが長い場合については、向かいあって話しているわたしがイライラしやすくなってしまうということを認識しながら、声は聞こえる位置で用事をしながら対応するようにしています。
大抵、しなくてもいい窓サッシの掃除をするので、いつも綺麗なんですよね、笑。
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2.自分を追い込んでしまう
思春期のイライラに対して悩みすぎてしまうことがあるからです。
対策
- 思春期のイライラはホルモンの影響により起こっていることで成長の過程の出来事で誰にでもあることで、イライラすることは成長しているということだと理解する
イライラする思春期の子供をどうにかしようとすると難しい部分があります。
そのイライラが成長の過程だというのはあなたにもあったからわかりますよね。
誰のせいでもなく、ホルモンバランスの問題だと考えると心がすっと楽になりますよ。
まとめ:思春期のイライラする子供との向き合い方
思春期のイライラは子供なら誰もが通る成長の過程です。
わたしは、まさに今長男の思春期のイライラに向き合っている最中です。
嫌なら関わらなければいいということは、子供に対しては無理ですよね。
親としていい時も悪い時も関わり続けないといけない関係性だからこそ、イライラしてお互いがしんどい状況をいかにうまく過ごすかというのはとても大事です。
どのように対応するのがいいのか色々悩むこともありましたが、のらりくらりユーモアを用いて、真正面からぶつかりすぎないようにかわしながら、決して見捨てずに伝えないといけないことは伝えること、これがポイントではないでしょうか。
子供にとっても親にとっても心が疲れすぎないようにすることは大事です。
イライラの渦に巻き込まれそうになることもありますが、日々反省をして対応の仕方を見つめ直すようにしていきたいとらぴももたんは考えています。
同じように思春期のイライラに苦悩されている人の参考になれば嬉しいです。
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