2人の息子がいるわたしですが、息子たちとの関係は今のところ良好です。
思春期に入ったこともあり、難しい部分もありますが、それでも毎日笑いのたえない我が家なのには変わりありません。
そんな関係なので、学校のことを2人ともよく話してくれます。
「ええ!そんんことがあったの!」なんて驚くことも少なくないのですが、息子たち楽しく毎日を過ごしているのは顔を見ればわかるので、見守りに徹しているわたしです。
子供の悩みは聞くだけでいい!本当にサポートが必要な時は少ない理由
嫌なことは一日の中にいっぱいあるから
毎日多くの子供の中で生きていると意見のズレや、うまくいかないこと、やりたくないことなどいろいろな悩みがあるのは仕方ないことです。
生きていく中で、毎日何も不満なく楽しいだけの一日だといいですが、やっぱりそんな一日の方が少ないです。
嫌なことや、不満に思うことはいろいろあるんでけど、でもこんな楽しいことがあったからいいや!そんな感じなんですよね。
嫌なこと、不満なことを親に話す子供がいると心配になる人もいると思います。
「すぐに学校へ対応してもらわないと!」というのはちょっと待ってください。
子供自身が解決していかないといけない些細な問題まで、親が関与したり、学校に助けを求めるのはやりすぎです。
しっかり話を聞いて見極める必要もあります。
ただし、いじめ問題などの深刻なものについては早急に対応が必要なので、その問題については親が関与して子供の命や心を守ってあげてください。
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子供自身が乗り越えないといけない問題もある
親が助けてばかりでは親なしでは生きていけない子供になってしまうからです。
具体例
- 水が苦手な子供はプールのシーズンはいやで体育を休みたい
- 運動が苦手な子供は、運動会シーズンは好きではなく練習を休みたい
- 音楽が苦手な子は発表会シーズンは苦手で練習を休みたい
- 劇のセリフが覚えられないから劇に出たくない
- みんなの前で発表するのが恥ずかしいから発表したくない
それぞれの子供にとって苦手なことはあるので、嫌で嫌で仕方のないものってあります。
ですが、「子供が嫌がるのでやらせません」では、せっかくの体験ができないです。
水が苦手でも泳げるようになる子もいるし、みんなの前で発表するのが恥ずかしくても震えながらでもやり切る子もいます。
子供が乗り越えないといけない問題があり、横で見ていると何かしてあげたくなるかもしれませんが、辛い気持ちや苦手で前に進めれない気持ちを吐き出すのを聞いてあげればいいです。
自分でどうすればいいのか考えるということは、とても貴重な経験になります。
子供の表現は大げさで自分の不利なことは隠している場合もある
あなたも子供の頃があるからわかりますよね?
親に全て本当のことを話ししてましたか?
わたしは、子供の頃はやはり都合が悪い部分については隠すところもありました。
具体例
- 僕は何もしていないのに、〇〇ちゃんが「キモ!」っと言ってきたり、〇〇ちゃんに肩を思いっきり叩かれたからつらい。
上記のように、子供が悩んでいたとします。
「僕は何もしていない」というのは、本人の感覚では何もしていないという感覚なだけで、〇〇ちゃんの立場からは何かあるかもしれませんよね。
そして、〇〇ちゃんが「キモ」って言ったのも、肩を叩いたと言うのも事実だとします。
ですが、〇〇ちゃんが「キモ!」と言うまでの前のやりとりがあるんですよね。
そして、肩を叩いたというのも、「痛くない程度」で、「ねえ!」と声をかける程度のものだったりと子供の表現とはギャップのある場合もあります。
子供が言ったことだけをそのままに理解すると、〇〇ちゃんにいじめられていると解釈してしまう可能性もありますが、言葉として現れていない部分にも何かある可能性があります。
だから、大事なのは子供の悩みをよく聞き冷静に判断することです。
すぐに対応するのがいい親というわけではありません。
すぐに対応するのがいいのは、すぐに対応しないといけない問題についてすぐに対応することなんです。
これが、毎日のように繰り返されていて、同じ子供ばかり、内容も酷くなり、子供自身もいろいろ対策をしているけれど解決できないとなるとまた別問題になり、すぐに対応しないといけない問題になる場合もあるので、子供の悩みをしっかり聞いてあげましょう。
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子供の悩みを聞くだけでいいメリットとデメリット
子供の悩みを聞くだけでいいメリット
①子供が自分で対応できることが増える
なんでも子供の壁になり防御してあげたり、手助けしてあげるのが良いわけではないからです。
悩みを聞いていると、気づきにつながる時があります。
そんなちょっとした気づきは、悩みを改善するための行動につながります。
子供が自分で考えて対応できるようになるというのはメリットです。
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②親が対応しないといけないと思わなくていい
一部の早急に対応しないといけない問題以外は、子供の悩みに過剰に反応しなくてもいいからです。
子供の悩みを聞くと対応したくなる思いも出てきますが、そうではなく聞いてあげるだけでいいんですよね。
親が対応をするのではなく、子供自身が対応していくものと思うと悩みへの向き合い方や、聞き方も変わりますよね。
取り調べをするような感じで子供の話を聞かなくてもいいんです。
親が対応しないといけないと思わなくていいことはメリットです。
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③いろんな悩みが聞ける
子供が安心して話せる環境を親が提供すると、いろんな悩みについて話してくれるようになるからです。
つい説教をしてしまいそうになったり、つい「それはあなたが悪い」なんて批評をしてしまいそうになることもありますが、大事なのは子供が自分で気づくことなんですよね。
いろんな悩みを話してくれるようになるのはメリットです。
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子供の悩みを聞くだけでいいデメリット
手助けしたくなる
子供が苦しんだり、悩んでいる姿は見たくないからです。
親としては、何もしてあげれないのがつらいんですよね。
でも、それは違います。
見守りに徹するというのは、何もしていないわけではないんですよね。
対策
- 子供の解決できる力を信じて待つ
「待つ」というのは、親が子供にしてあげれることとしては重要なことなんですよね。
子供の歩く道は平坦ではなくても、そこに学びがあり、子供にとって大事な経験があります。
手助けしたくなる気持ちをぐっと我慢して、そのことに関心を持ち続けるというのが大事です。
まとめ:子供の悩みは聞くだけでいい!本当にサポートが必要な時は少ない理由
子供はいろんな悩みを語ってくれます。
その語りの中にはハッとするものもあり、どう対応すればいいのかと心配になることもあります。
ですが、多くの問題は子供自身が答えを見つけていろいろ対策を失敗しながら見つけていく必要のあることなので、その話を聞いてあげるだけでいいんです。
中には、親が早急に対応しないといけないいじめなどの問題も混在していることもありますが、そんな場合を除いて子供の対応能力を信じて見守ってみるというのも大事で、「どうだった?」なんて聞くと、次の日には「ああ!もう、解決した」なんてこともあります。
本当にサポートが必要な時は少ないんだな!と日々感じるわたしです。
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