「はらぺこあおむし」と言えば、エリックカールさんの代表作ですが、他にもたくさんの絵本があるのをあなたは知っていますか?
わたしのエリックカールさん絵本の入門はやっぱり「はらぺこあおむし」でした。
わたしは読み聞かせボランティアをしていたとき、「はらぺこあおむし」以外のエリックカールさんの絵本も好んで読んでいましたが、子供たちにとってもウケがいいんですよね。
他にも魅力的な絵本がいっぱいあるので「はらぺこあおむし」だけじゃもったい。
エリックカールさんの絵本!「はらぺこあおむし」以外も読んでほしい!
「はらぺこあおむし」以外のエリックカールさんの絵本シリーズ紹介
エリックカール絵本
- パパ、お月さまとって
- できるかな?あたまからつまさきまで
- くもさんおへんじどうしたの
- おほしさまかいて!
- えをかくかくかく
- 123どうぶつえんへ
- みんないきてるみんなでいきてる!
- パンダくんパンダくんなにみてるの?
- ね、ぼくのともだちになって!
- ちいさなくも
- だんまりこおろぎ
- しりたがりのこひつじ
- ゆっくりがいっぱい
- 10このちいさなおもちゃのあひる
- こんにちはあかぎつね!
エリックカールさんの絵本を思いつく範囲でざぁーとあげてみましたが、すっごくいっぱいありますね。
でも、これはエリックカールさんの絵本のすべてではないんですよね。
おすすめの素敵な絵本をピックアップしているので、以下に具体的に紹介していきます。
エリックカールさんの「はらぺこあおむし」については以下の記事で紹介しています。
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エリックカールさんの代表的な絵本「はらぺこあおむし」の絵本とグッズ紹介
鮮やかな「あおむし」の絵の表紙に身覚えはありませんか? エリックカールさんの絵本は一度は目にされたことのある人もいるので ...
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1.パパ、お月さまとって
この本も「はらぺこあおむし」と同様に知っている人もいるのではないでしょうか?
この絵本はぜひ、パパにも参加してほしい絵本の1つで、パパを見る子供の目がキラキラしますよ。
「お月さんと遊びたい」とか、「お月さんを取ってほしい」なんて思ったことありませんか?
らぴももたんは思ったことがあります。
子供のためにちょっと無理じゃないという願いを叶えようとするパパの頑張りっぷり、そして「おお!」と声を思わず出してしまう仕掛けにも注目です。
子育てに関心のちょっと薄いかなというパパや、子供のために絵本を読んであげたいパパ。
ぜひ、この本を読んであげてください。
この願いを叶えてあげるのがママではないのが残念です。
大型絵本 パパ、お月さまとって
大型の絵本は読み聞かせをするのにぴったりです。
パネルシアター パパ、お月さまとって
パネルシアターになっています。
2.できるかな?あたまからつまさきまで 訳:工藤直子 偕成社
らぴももたんは実際に、読み聞かせの中で体を使って遊びたい時に読んでいました。
同じ動きを「まねっこする」というのは、まねっこが大好きなとしの子供にはぴったりのお話です。
家でも、息子たちに「読んで」と言われる大好きな絵本でした。
いろんな動物が出てくるので名前も一緒に覚えられるし、「見てみてできたよ〜」なんてまねっこできて得意になれるのもいいですよね。
絵本のサイズは普通サイズの絵本より少し大きいサイズになります。
3.くもさんおへんじどうしたの
この絵本の良いところは、くもの巣を触れるところです。
らぴももたんの息子たちは、絵本の中でどんどん作られていくくもの巣の様子を見て、実際のくもの巣を観察するようになりました。
視覚障害のある子も、くもの巣の出来上がる様子が体験できます。
4.おほしさまかいて!訳:佐野洋子 偕成社
息子たち、この絵本を読むと絵を描いて欲しくなるところがあり、「ママ星描いて」なんてお願いされました。
息子たちが星などを描くきっかけとなった絵本で、星の形にも色々あるのだなと知ることができます。
内容は、ちょっと子供には難しいのかと感じましたが、鮮やかな絵を楽しめます。
最後はおじいさんになってちょっと切なさの残る作品です。
5.えをかくかくかく 訳:アーサビナード 偕成社
表紙の青い馬もそうだけど、実際にはない色。
でも、それが素敵なんですよね。
エリックカールさんがナチス政権下の体験をもとにこの絵本から伝えたい思いを知りました。
間違った色なんてなくて、のびのびと書けばいいという子供たちの想像を広げてくれます。
「その色は変!」とつい声をかけてしまいそうになるけれど、そうじゃないんだよという強いメッセージを感じます。
息子たちは、色なんて気にすることもなくでしたが、そんな子供の素直な感性を伸ばしてくれる絵本です。
大人の方が学ぶことの多い絵本なのかもしれないな〜と思います。
絵本サイズは普通のサイズの絵本より大きいです。
6.123どうぶつえんへ
数や動物に興味を持つ年齢にぴったりです。
そして、何より絵がカラフルで綺麗なんですよね。
数が多くなるヘビや鳥はとパッとみただけでは数がわかりにくいので数を数えたりして数字を覚えていくのを助けてくれます。
最後に動物園の全体像が見れるのだけど、エリックカールさんの世界だな〜と感じる世界です。
そして、「この動物はここにいる」なんて謎探しを楽しむのも面白いので、息子たちとは動物探しをして遊びました。
息子たち、「ここにいた!」なんてそれだけで嬉しいんですよね。
7.みんないきてるみんなでいきてる!
動物たちが何を思っているのかは想像するしかないけれど、こんなことを思っているのかな!というヒントになるのがいいですね。
エリックカールさんの絵本を好きな子は、眺めるだけでも楽しい絵本です。
みんなで生きているんだな〜と改めて実感します。
また、詩がいいんですよね。
嫌いだったり、毛嫌いしやすい動物を見る目も変化しますよ。
8.パンダくんパンダくんなにみてるの?(ビルマーチン)絵:エリックカール 訳:おおつきみずえ 偕成社
いろんな動物が出てきて、それはカラフルな色で登場します。
動物の名前と色について学ぶことができます。
最後の勢ぞろいした絵は素敵です。
そして、この絵本にはエリックカールさんの思いが強く込められているんです!!
どんな思いかというと、この絵本に出てくる動物は10種類。
実は絶滅のおそれのある動物ばかりなんです。
環境の問題などいろんな問題があるんですよね。
そんなところにも関心を持てるといいな〜と思う絵本です。
9.ね、ぼくのともだちになって!
ねずみ君が、「ね、ぼくのともだちになって!」とお願いしていくというシンプルな絵本で、見えているのは後ろからになるのでしっぽなんですよね。
「誰のしっぽ?」なんて考えながら楽しめます。
そして、友達になるのって難しかったりするけれど諦めない大切さだとか、一緒に協力する大切さだったり友達についても学ぶことができます。
10.ちいさなくも
クジラや飛行機などいろんなものに変身していくのだけど、青の世界に浮かぶ変身したくもの白い姿がとっても綺麗です。
息子たちは、この絵本を読んだあとくもをよく見るようになり「あのくもはクジラみたい」なんて言っていました。
何気ない「くも」1つも遊びの1つになっちゃう素敵な絵本です。
自然と空にある雲を意識するようになります。
11.だんまりこおろぎ 訳:工藤直子 偕成社
他の絵本に比べるとちょっと値段が高いんですよね。
らぴももたんは、この絵本を秋の読み聞かせに持っていっていたのですが、音の出ないこおろぎが最終的には音を出せるようになるというお話です。
最後に待っている音の出るシーンは、子供達は大喜びです。
秋にぴったりの素敵な仕掛け絵本です。
他にも秋の絵本については以下の記事でまとめました。参考にしてください。
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絵本で季節を堪能!秋にちなんだ絵本 おすすめ25冊
秋といえば、花粉症があるのでつらい時期ですが、秋は過ごしやすい季節ですよね。 美味しいものもいっぱいあるし、紅葉などで景 ...
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12.しりたがりのこひつじ(アーノルドサンドガード)絵:エリックカール 訳:工藤直子 偕成社
子供がなんでも知りたい時期ってありますよね。
「なんで?」「どうして?」というのが口癖だった息子とこひつじがかぶりますが、ちょうちょがうまく言い返したりするところも面白いです。
そして、ちょうちょの生きる世界とこひつじの世界がうまく描かれていてさりげなく教えてくれている絵本です。
13.ゆっくりがいっぱい
ナマケモノ君が主役のこの話、「のんびり」「おっとり」「ゆっくり」という言葉がよく出てくる絵本になっています。
らぴももたんは、この絵本は子供というよりも大人が読むといい絵本だと思います。
それはやはり日々「早く!早く」というどちらかというと、のんびり、おっとり、ゆっくりとは真逆の生活をしているように感じるからです。
つい子供たちも「早くして」と声をかけてしまうところがあるので、ゆっくり、のんびりでもいいんだねという気づけるのがいいです。
14.10このちいさなおもちゃのあひる
ちいさなあひるのおもちゃが海で遭難してしまい、それぞれがアザラシ、ペリカンいろんな動物と出会うという冒険をします。
らぴももたん家には、たまたまですが、この昭和の雰囲気いっぱいのあひるのおもちゃがあるんですよね。
息子たち同じあひるが出てきたと大喜び!
そして、最後の魅力的なボタン押しまくりでした。
15.こんにちはあかぎつね!
表紙と題名にまず疑問を持ちませんか?
「あかぎつね」なのに緑色なんですよね。
その不思議は、色の反対色にあります。
子供はできるのには時間のかかる子もいるかもしれませんが、色が変わるのを体験できると楽しい絵本です。
うまくできなくても、できるようになった瞬間って嬉しいんですよね。
さずが、エリックカールさんだなと思う絵本です。
エリックカールさんの「はらぺこあおむし」以外の絵本を読むメリットとデメリット
エリックカールさんの「はらぺこあおむし」以外の絵本を読むメリット
①鮮やかな色彩を楽しめる
エリックカールさんのダイナミックな絵を楽しむのが、「はらぺこあおむし」だけなんてもったいないからです。
どの本も綺麗で鮮やかな色彩でえが描かれていて、実物の色にこだわらない配色を楽しんでほしいです。
②いろんなパターンの仕掛けを楽しめる
「はらぺこあおむし」も仕掛けがある絵本ですが、他の仕掛けを楽しむことができるんですよね。
触ったらわかるクモの巣や、絵本が広がるタイプのもの、音が出るもの、反対色を体験できるものなどいろんなタイプの仕掛けがあるんです。
子供って仕掛け絵本大好きなんですよね。
大人のわたしも、「へぇ!」とやっぱり興味を惹かれるちゃうんですよね。
素敵な仕掛けがあるのもエリックカールさんの絵本の素敵なところです。
③子供が喜んでくれる
わたしは、いろんな本を読みましたがどの本も子供ウケがいいんですよね。
絵本によっては、男の子に人気だな、女の子に人気だなという絵本がありますが、エリックカールさんの絵本はそういう偏りがないように感じました。
そのため、いろんな子供が集まる場所での読み聞かせに何か1つは読みたいな!と思う絵本作家さんの1人です。
エリックカールさんの「はらぺこあおむし」以外の絵本を読むデメリット
何度も読むように催促される
嬉しい悩みのようなことになりますが、忙しい時間だと困っちゃうんですよね。
対策
- 忙しくない時間帯に読むようにする
- 忙しい時には回数を指定して、読める時間を指定してあげる
読んでもらえないとなると子供は「今がいい」となってしまいますが、1回は読んであげれば後で読む時間をしっかり作ってあげる習慣を作るとそれまで待ったり、自分で読んだりします。
字が読めなくてもエリックカールさんの絵本は眺めているだけで楽しいのも素敵なところなんですよね。
まとめ:エリックカールさんの絵本はいっぱい!「はらぺこあおむし」以外も読んでほしい!
わたしは絵本が大好きです。
そして、エリックカールさんの絵本とっても大好きなんですよね。
「はらぺこあおむし」は文句なしに良い絵本なんですが、他のエリックカールさんの絵本も「はらぺこあおむし」に負けないくらい素敵なものがいっぱいあるので、これを機会に知っていただけると嬉しいです。
決まり切った世界ではなく、「自由な発想というのが刺激される」エリックカールさんの絵本の世界はいろんなことに気づかされます。
ぜひ、親子で楽しんでほしいです。
絵本の記事を以下の記事にまとめています。
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