私は、かがくいひろしさんの絵本が大好きです。
そして、わたしの息子たちもわたしに影響されて、かがくいひろしさんの絵本が好きな子に育ちました。
今は亡きかがくいひろしさんの残された絵本は、ほんと面白いものばかりです。
そのため、紹介したい本ばかりで困ってしまうくらい…。
絵本ボランティアで読み聞かせをする時にも、かがくいひろしさんの絵本読むとゲラゲラ子供たちに笑いの渦が生まれます。
【完全保存版】かがくいひろし絵本すべてまとめました【ファン必見】
かがくいひろしさんとは?
かがくいひろしさん
- 今はもう亡くなられている
- 絵本作家として活動された期間はほんのわずか
- 絵本作家になる前は先生をされていた
- 亡くなられてから出版された本もある
早くに亡くなられたこともあり、絵本作家として活動された年数はほんのわずかです。
ですが、その残された絵本はどれも素敵なものばかりの「16冊」。
その中には亡くなられた後に出版された本もあり、どの本もとっても素敵なのが、さすが「かがくいひろしさん」なところです。
赤ちゃんから大人まで虜にしてしまう「かがくいひろし」さんの絵本について以下に紹介します。
かがくいひろしさんの絵本16冊の紹介
1.だるまさんが 2.だるまさんの 3.だるまさんと ブロンズ新社
だるまさんシリーズ
- だるまさんが
- だるまさんの
- だるまさんと
だるまさんが・だるまさんの・だるまさんとの3冊があります。
だるまさんの表情や動きに思わず吹き出しちゃう作品です。
文字が少なく、赤ちゃんが見ても楽しめる絵本なので、出産祝いの定番絵本の1つ
「だるまさんが〜」、「だるまさんの〜」、「だるまさんと〜」という始まりで、色々展開していきます。
その決まりのフレーズが心地よく、読むのもちょっと間を作ったりして楽しめる、読み聞かせにはもってこいのお話です。
なんと言っても素敵なのは、「だるまさんの絵」!!
だるまさんがビヨーンと伸びるにしても、ぷっておならをするにしても、しっぽ?にしても。
「音の表現」と顔の表情や体の動きが絶妙すぎてつい、クスッと笑ってしまうものなんですよね。
かがくいひろしさんの絵本の世界への入門にぴったりな絵本です。
大型絵本 ブロンズ新社
大型の絵本は、読み聞かせをする時にだるまさんの表情や動きがよくわかり喜ばれました。
読み聞かせで何を読もうと迷ったら、「これを読んでほしい」らぴももたんのおすすめ絵本です。
いっきに子供が絵本の世界に吸い込まれます。
4.だるまさんシリーズ「が・の・と」3冊セット ブロンズ新社
すっごくシンプルなお話なのに、笑っちゃう。
だるまさんのシリーズがセットになっているのが嬉しいですよね。
赤ちゃんの絵本に何がいいかな?と迷った人におすすめです。
出産祝いにもオススメです。
大型セット だるまさんシリーズ「が・の・と」3冊セット ブロンズ新社
大型絵本なので、読み聞かせに便利です。
シリーズなので、毎回読む内容を変えて導入に使うのもいいですよね。
だるまさんにみんなで大笑いの楽しいひと時になります。
4.おしくら・まんじゅう ブロンズ新社
丸い紅白まんじゅうの2人が絵本の主役のこの絵本。
ただ、ただ、おしくらまんじゅうするだけの絵本です。
ですが、2人とおしくらまんじゅうするものの設定が、さずがかがくいひろしさんと思ってしまう。
とにかく面白い内容になってます。
納豆に、こんにゃくに、幽霊に…どうなるか想像するとわかりますよね。
もう、想像するだけで面白いのですが、なんと言ってもかがくいひろしさんの絵本だもん。
注目ポイント
- こんにゃくとおしくらまんじゅうした紅白まんじゅうの顔の表情
- こんにゃくの押されている時の顔と「ぷるる〜ん」となった時の顔
どうしてこんなに面白く表情をかけてしまうのだろうと思うくらい面白い表情してるんですよね。
おしくらまんじゅうするだけで、こんなに面白くできちゃうかがくいひろしさんにアッパレな絵本です。
5.おふとんかけたら ブロンズ新社
かがくいひろしさんぽいなぁと思うのは、おふとんをかけるものです。
私だったら、きっと人間だったり、動物だったり生き物かな…。
でも、かがくいひろしさんは違います。
表紙だってそうですよね。
誰が寝てます?
「ソフトクリームですよ!」
ソフトクリームに布団をかけたらどうなります?
もう、この設定からありえなくて面白くないですか?
そして、「トイレットペーパー」。
もう、なんなのって思う登場人物ばかりが出てきます。
おふとんかけたらどうなるんだろう?
想像して面白い、かがくいひろしさんの絵本だなと思う絵本です。
小さい絵本で、文字も少ないので簡単に読めちゃう絵本なので小さい子供でも楽しめちゃいます。
6.がまんのケーキ 教育画劇
そこで、「ケーキを我慢するのは誰か?」というと…。
表紙のケーキの上に乗っかっているこいたろうさんとかめぞうさんの2人です。
けろこさんの手紙の張り紙を発見する2人の姿からしてもうなんとも言えないんですよね。
けろこさんが帰ってくるまでケーキをがまんしているというだけの話なんだけど。
この絵本もそうだけど、ただケーキを食べるのを待つだけなのに、こんなに面白くかけちゃうのかとびっくりする絵本です。
そして最後まで登場しないけろこさんのインパクトにも驚きます。
7.なつのおとずれ PHP研究所
ほんとユーモアに溢れていて、ソフトクリームや扇風機なんかも擬人化してしまうのはかがくいひろしさんならではです。
夏といえばなものが可愛く擬人化して夏を楽しんでいる姿も可愛いんですよね。
電子書籍↓
8.みみかきめいじん 講談社
みみかきめいじん
全く関係なさそうなのに、クリスマスに関係する話
知らないふりして、「クリスマスシーズン」に子供たちに読んであげてください。
息子たちは、「え〜!!」と目を輝かせて喜びました。
そして、面白いところは他にも。
耳かきやの先生の名前、それこそ見たまんま、もう、そのまんますぎるんだけど、そこから思わず吹き出しちゃうんですよね。
耳かき名人に耳かきしてもらっている表情と、耳かきが終わったあとどうなっちゃうのかも気になるところ。
そしてうさぎ〜そうきたか…と。
かがくいひろしさんのユニークな話の展開と、耳かきがどこにあるのか!ということも、いちいち面白いポイントです。
9.おもちのきもち 講談社
なんだか不満そうなそんな表情をしている鏡餅。
それはそうですよね。
おもちってこねられたり、叩かれたり、食べられたり…自分だったらって考えると嫌なことだらけです。
そこで、この鏡餅はどうするのか?
それこそ、この絵本の面白いところです。
お正月に「かがみもち」を飾るシーズンに読んであげたい絵本
読んだら、それは、大笑い。
わたしの家では展開を知っているのに、いつも大笑い。
読んでいるわたしも、つい笑っちゃう。
大人だって楽しめる絵本です。
10.うめじいのたんじょうび 講談社
誕生日のお祝いに読んであげたい絵本
うめじいの誕生日なんだけど、うめじいが何歳なのかわからない浅漬けたち。
そこで、漬物石のじっさまにうめじいの会話の通訳をしてもらうのだけど、うめじいが何を行っているのかさっぱりわからないのが面白いんだよね。
私の長生きをしたおじいちゃんもそうだったな〜なんてつい思いだしちゃいます。
誕生日のお祝いの梅干しケーキのろうそく一体何本さしたらあんなんになるのだろう?というくらいさしているのも面白い。
うめじいのろうそくを消す表情とか、みんなで行った最後の写真の幸せそうな顔とか。
年齢はわからないけれど、みんなで誕生日をお祝いしたいその気持ちとか、心が温まる絵本です。
11.ふしぎなでまえ 講談社
主役がジャガイモとサツマイモなんですよね。
もう、なんでも主役にしてしまうのがかがくいひろしさんのすごいところです。
出前を頼んだはずなのに、なぜか自分たちが料理を作るという謎なストーリーです。
そして、もう一度作り直さないといけないなんてありえない展開が面白すぎ!!
息子たち「でまえって大変なんだね」って、ほんとこんな出前だったらちょっとゾッとしてしまう。
だけど、どんなに美味しいのか食べたくなっちゃうな〜。
そして、最後のページ、また恐ろしい出前じゃないですか!!に息子たちも私も笑ってしまいます。
最後のページまで忘れずに読んでほしい絵本です。
12.おむすぎさんちのたうえのひ PHP研究所
おむすびや、おむすびの具になるものが擬人化されて、田植えをするのだけど、その様子がほのぼのしていて可愛いんです。
そして、遅れてやってくる田植え名人に納得なんですよね。
そりゃ、田植え名人だよな〜と思ってしまいます。
ユニークな展開があるのがかがくいひろしさんの絵本らしいです。
田植えシーズンに読みたい作品です。
13.はっきょい畑場所 講談社
とりくみ表や、司会までいて、カエルさんがあらあら〇〇を食べちゃったりと、特徴をつかんだ描写がポロポロあって面白いです。
確かにきゅううりのイボイボが体に当たると痛そうだなとか、玉ねぎは皮がむけるよねとか、それぞれの野菜の特徴がわかるのもいいですよね。
野菜たちの表情もやっぱり可愛くて癒されます。
大きなスイカとのお相撲、どんな取り組みになるのか気になりません?
14.もくもくやかん 講談社
なんだか味のあるやかんが表紙ですが、やかんの仲間の急須やポットなんかも全部味がある絵なんですよね。
お湯を沸かすものが集まって何をするのか?
「ええ!!」なんと、そんなことができちゃうんですか?
とびっくりする内容になってます。
そして何より息を吸って、止めて、ためて…の1つ1つがなんとまぁ、かがくいひろし先生の味を存分に出してます。
やかんが「もくもく」それはそれはズゴイことを仲間たちと協力してやり遂げちゃういます。
表紙からは伝わらない、結構すごいことをやってのけちゃってます。
展開にワクワクする絵本です。
15.16.まくらのせんにんシリーズ 佼成出版社
私の世代には、まくらの仙人のおともの、しきさん、かけさんという3人が揃ってるだけで、「プププ」と笑ってしまう時代劇みたいな設定も面白いんですよね。
まくらのせんにん さんぽみちの巻
しきさん、かけさんと、まくらの仙人のかけあいが面白いんですよね。
マシュマロ好きというまくらの仙人。
この絵本を読むとマシュマロが食べたくなっちゃうんですよね。
そんなマシュマロ好きの仙人だから、大根も…なところも面白い。
寒くて困っている人も暖かく体をはって助けてあげるところにほっこりしちゃいますよ。
まくらのせんにん そこのあなたの巻
もう、新しい絵本が読めないというのが残念ですが、この絵本も素敵です。
本を読んでいる子供にも参加してもらう形の絵本になっているので、「読み聞かせにはもってこいの絵本」です。
穴にはまった動物たちを助けるのかと思ったら、仙人なのに、まくらの仙人まで穴の中って、どんなに魅力的な穴なのか気になる。
という驚きの展開。
本の題名にもなっている「そこのあなた」というのは何かと思ったら、そう「そこのあなた」は読んでいる人なんですよね。
救出するために、子供たちも奮闘できちゃうとっても素敵な絵本。
絵本の世界に参加して、読んだ息子たちは大笑い。
つい「トントン」しちゃいます。
かがくいひろしさんの絵本を読むメリットとデメリット
かがくいひろしさんの絵本を読むメリット
①ユニークで面白い
発想の柔軟性がすごいので、かがくいひろしさんの絵本を読むと豊かな発想に良い影響を受けます。
もう、どの絵本を読んでも笑えちゃう内容になっています。
顔の表情だけでなく、体の変化が想像を超えるものがいっぱいあります。
ダイナミックな変化を楽しめるのもいいんですよね。
そして、そのダイナミックな絵の変化を支える圧倒的な絵のセンス。
いつ読んでも楽しい気分になる絵本というのは、心をほっこりさせてくれるし、大人だってうけちゃいますよ。
②身近なものが主役になっている
動物だったり、人だったり生き物が主役というだけではなく、身近なものが人のように動くものが多いです。
身近にあるものだからこそ、想像力を刺激されるんですよね。
そして、身近なものが人のように動いているのなんて変なことなのに、何も違和感がないのはかがくいひろしさんの絵の圧巻なところです。
③16冊でかがくいひろしさんの世界を堪能できる
にわかファンでも、揃えれてしまう冊数の絵本だからです。
それは残念なことでもありますが、良い面でもあります。
この16冊に込められたかがくいひろしさんの思いがなんだか伝わってくるように感じます。
かがくいひろしさんは先生なので、生徒さんを思って描かれたものもあります。
その先生としての思いなんかも、作品に出てくるキャラクターの優しい顔に出ているように思いませんか?
かがくいひろしさんの優しさに触れれるような絵本16冊だと思います。
かがくいひろしさんの絵本を読むデメリット
絵本の新刊がでることがない
それは、もう亡くなられてしまったので仕方のないことですよね。
ファンの1人である私からすると、これはとっても寂しいことです。
毎回期待を裏切らないユニークさ。
どうしてこうなるんだ!!という展開に家族で笑える絵本なんですよね。
次はどんなのかな?というワクワク感を味わえないというのは寂しいものです。
本当に残念しかないですよね。
対策
- 今あるかがくいひろしさんが残された絵本を堪能しまくる
これしかないです。
16冊という絵本は増えることはありませんが、どれも面白く愉快なものばかりで素敵なんです。
永遠増えていくものは揃えるのも大変ですが、16冊とわかっているというのは利点なのでは、と思うようにしています。
まとめ:【完全保存版】かがくいひろし絵本すべてまとめました【ファン必見】
今は亡きかがくいひろしさんが残された16冊の絵本について自分のあつい気持ちをのせて紹介しました。
かがくいひろしさんの絵本はとっても可愛い身近なものだったり生き物が主役の絵本なんです。
変幻自在の表情と体の動き、ユーモアのある話のストーリーで「かがくいひろし」ワールドに惹きこまれてしまう、そんな絵本ばかりです。
赤ちゃんから大人まで読む人を惹きつける「かがくいひろし」さんの絵本は、私の宝物の1つとして我が家に残しておきたいものです。
そして、これからもたくさんの人をユーモアのあるストーリーで楽しませてくれるのではないかと思います。
かがくいひろしさんの世界をどっぷり堪能してもらえれば嬉しいです。
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