私には二人の息子がいます。
長男は絵本にはあまり興味を持たない子で、次男は最初から絵本が大好きな子でした。
兄弟なのにこんなにも反応が違うものなのかと思うほど絵本に対しての反応に違いがあるんですよね。
そんな長男だったんですが、今では絵本好きなんです。
絵本が好きでない子が絵本に興味を持つようになった理由
絵本が好きでない子が絵本を興味を持つようになった理由は、環境。
私の長男は、幸運なことに絵本が好きな子(次男)が近くにいたという環境があったからです。
具体例
長男 | 次男 |
絵本が好きではない | 絵本が大好き |
長男は絵本が好きではないけれど、兄弟である次男が絵本が大好きという環境がありました。
楽しそうに絵本を読んでいる姿は、興味をそそられる
自分の近くに何かに夢中になって楽しそうにしている人がいれば気になるからです。
具体例
長男 | 次男 |
絵本を楽しそうに読んでいる次男の姿を近くで見ている | 毎日絵本を繰り返し繰り返し楽しそうに読んでいる |
私の長男が絵本に興味を持つようになったのには、きっかけがあります。
それは、次男がとても嬉しそうに絵本を読んでいる姿にありました。
小さい頃は好きなことに夢中になりますよね。
そして、好きなものは繰り返し、繰り返しやりますよね。
次男は絵本が最初から好きな子なので、毎日絵本を読む繰り返しの連続なんです。
それを兄として近くで見ている長男は、絵本に自然と興味を持つようになりました。
すぐ近くにいる人の好きなことって気になるから、自然と興味を持ってしまいます。
実際に絵本を読んでみたら面白かったという体験
自分が実際にやってみてどう感じるのかというのはとても大事だからです。
周りがどんなにいいものだよと絵本を紹介したとしても、やはり本人の気持ちがむかなければ楽しい時間にはならないんですよね。
だから、絵本に興味を持った時に絵本が面白いという体験はとても貴重な体験になります。
その思いが続くと、自然と絵本に触れる機会が多くなっていきます。
絵本が読みたいと思った時に絵本がすぐ読める環境があった
興味を持った時に絵本を取って実際に読めるという環境があることは大事だからです。
私は、息子たち用の絵本や本を隔週で10冊くらい図書館から借りるようにしています。
その中で反応が良かったものや、興味を持ったものを買い家にも置いているので、かなりの数の絵本や本が息子たちの手の届く範囲にある状態です。
そのような環境を整えていると、興味を持った時や読みたいと思った時に手に取ることができます。
どんな絵本がいいのかな?と思われる方には年齢ごとにこの記事でおすすめの絵本を紹介しています。参考にしていただけると嬉しいです。
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絵本が好きでない子が絵本に興味を持つようになるための対処方法
1.絵本が常に見えるような環境を作ること
絵本が目に入ることのない環境で絵本に興味を持てと言われてもそれは無理だからです。
絵本が常に自分の手で取れる環境を作ることは大事です。
そのためには、子供が取りやすい低い位置に絵本を片付けるようにしておくといいです。
絵本を読みたいと思った時には、ママに取ってもらわないと読めないのでなく、子供のワンステップで絵本が取れるというのは大切だからです。
2.絵本を楽しんで読む人の存在を身近に作ること
私の家の場合は、次男が絵本を楽しんで読む人としてたからです。
どんなに環境を整えていても、興味を持てないと手に取ることはありません。
そのためには、絵本というものが面白いものだと知る必要があり、楽しんで読む人の存在は重要です。
兄弟でどちらかが絵本が好きというのはとてもいいことですが、兄弟であまり好きでないということもありますよね。
そんな時は、親がその役をするといいです。
子供にとって親の存在というのも兄弟と同じで大きいものです。
楽しく読んでいる姿というのは興味を惹かれます。
大人も楽しい絵本というのは多くあるので、楽しく読めるものを探して読んでいると興味を持ってくれるかもしれませんよ。
3.同じ絵本ばかり読んでいても見守る
大人はどうしても同じ絵本ばかり読んでいると他の絵本を読んでみないかとすすめてしまうからです。
いろんな絵本に興味を持って欲しいからついやってしまうことなのですが、絵本にせっかく興味を持った子の心を折ってしまうことがあります。
「また同じ絵本?」なんて好きで選んだ絵本について言われてしまうのっていやですよね。
子供は大人が思う以上に好きな本を繰り返し、繰り返し読む傾向があります。
それは私の家の次男もそうだし、長男もそうでした。
そして、ママ友達の子供達も同じような傾向がみられました。
「また同じ本?」と言ってしまいそうな時には、「この本好きなんだね〜」と声をかけましょう。
せっかく好きになった絵本を大人の声かけで興味を持たないようにしてしまうのはもったいないです。
同じ本を繰り返し読んで暗記しちゃうくらい夢中な絵本があるっていいことです。
「また同じ本?」と言いそうになった時は、ちょっと我慢して見守ってみましょう。
絵本が好きでない子が絵本に興味を持つようになったメリット
1.大きくなると児童書や本へと興味が引き継がれていく
本を好きになると自分の世界が大きく広げることができるからです。
長男は中学生、次男は小学高学年になり、絵本よりも本に今は夢中になっています。
わたしは、本を読むように声をかけたことはありません。
ただ、やったことは絵本の時と同じようにすぐ手に取れるところに本を置き、常に目に入る状態にしているということです。
環境を整えていると絵本から自然と本へ興味が流れていき、自分の興味のある本を読むようになります。
大きくなってから急に本を読めと言ってもなかなかその面白みというのに気づけなかったり、忙しい日々に時間を見つけることが難しいです。
そのため、小さい頃から生活の一部として絵本や本を読むということが習慣化されてしまっているというのはその子の強みになります。
2.文章を読み解く能力がつく
普段から絵本や本を読み多くの文章に触れているからです。
国語などが始まり文章を読むことになっても、それほど苦にならないんですよね。
3.自分の考えとは違う考えに触れられること
絵本の主人公の行動やことばから自分ではしない行動や言葉や感情を学ぶことができるからです。
具体例
- どうしてこんなことをするのかな?と疑問に思う
- 嘘って驚いたり、びっくりする
- すごいな!!と感動する
- 可哀想と悲しくなる
自分とは違う人の考えを主人公から知ったりするというのは、色々な気づきになります。
色々思ったり、感じたりするその感情は、子供の心を大きく成長させます。
それは大きなメリットです。
絵本を好きでない子が絵本に興味を持つようになったデメリット
やらなければいけないことを後回しにして絵本を読んでしまう
好きなものって我慢できないんですよね。
でも、小学生と言っても忙しいんですよね。
学校から帰宅するのも遅くなり、習い事がある日は宿題をする時間に追われてしまい、自由時間はほんのすこしです。
寝る時間を遅くすれば自由時間は増えるのですが、そこは睡眠時間を確保したい派のわたしなので考えません。
絵本は早く読めるものだとそれほど時間がかかるわけではないのですが、何冊も読むとなるとそれなりにかかってしまいます。
好きな子って何冊でもパパパと流れで読んでしまうんですよね。
時間の余裕のあるときはそれでもいいのですが、自由時間がほんのすこししかない状態では先に絵本を読む時間に使ってしまうと宿題が夜寝る時間ギリギリになってしまうということがあります。
対策
- 習い事のある日は、絵本を先に読む場合は2冊までにして、そのあとは宿題を優先的にする
- 習い事のない日は、読みたい絵本を先に読ましてしまい、後から集中して宿題をする
好きなものを取り上げるとやる気というのはガクーンと落ち込んでしまうので、取り上げることはせずに可哀想ではあるのだけど習い事のある日は先に読む絵本の数を決めました。
習い事への移動時間にも持ち歩くようになるなど、読める時間を確保するために工夫するようになりました。
そして、習い事のない日には、読みたい本を先に読ませてしまい、後から集中して宿題をするという流れにしました。
絵本の収納は場所をとる
絵本の大きさは統一されているわけではなく、縦と横のバランスが色々ありすぎるからです。
同じ種類のシリーズものは絵本のサイズも統一されていますが、本もそうですが、サイズが色々あるために大きく場所をとるということがあります。
タイトルが見えるように収納できればいいのですが、全部をそのように収納するとなるとかなり大きな収納スペースが必要になるので、限られた空間でうまく収納していくというのは難しいです。
対策
- よく読むものをメインの場所に収納し、年齢がすぎ読まなくなったものについては片付けたり処分していく
年齢がすぎても好きな絵本については置いておけばいいのですが、どうしても年齢的に興味がなくなっていく絵本というのはあります。
そのようなものでいらなくなったものはリサイクルにまわしたり、知り合いで読む年齢の人がいれば譲ったりして今興味を持っているものが収納されるようにしましょう。
子供は同じ本は好きなんですが、新しいものへも興味を広げていきます。
まとめ:絵本が好きでない子が絵本に興味を持つようになった理由
最初はあまり興味のなかった絵本にも興味を示し絵本を読むようになった長男は、今ではかなりの本好きです。
近くに絵本が大好きな次男がいてそれをきっかけに絵本に興味を持つようになりました。
絵本を純粋に楽しんでいる人の存在が近くあり、絵本がすぐ手に取れる環境があるということは、絵本を好きでない子が絵本を好きになるために必要ではないかと思います。
同じ本を繰り返し繰り返し読みはじめたら、それは「絵本好きになるチャンス」です。
できれば、ママやパパも一緒に絵本の楽しい世界に触れてみて、一緒に楽しんでもらえたらいいな〜と思います。
絵本を楽しんで読んでいた長男も今では本が大好きな子に成長しました。
最初、あんなに絵本に興味がなかったのが嘘みたいです。
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