家族と仲が良い人には、家族と仲が悪かったり、話もしたくないという関係などは理解しづらいでしょう。
ですが、家族だからといって仲が良い関係が築ける家ばかりではありません。
わたしは、家族の関係性が悪い家で育ちました。
家族の中に嫌いな人がいるのはどうしてなのか
家族という関係の中でうまくいくにこしたことはありませんが、関係性が悪くなり口も聞きたくないような関係になってしまうこともあります。
そして、それが案外あっさりと解決したりなんてこともあり得るのも家族という近い関係性だからこそなのかもしれません。
1.性格が合わないから
人それぞれ考え方に違いがあり、合う合わないということが出てくるからです。
具体例
わたしの家族は7人でした。
7人もいると、この人とこの人は合わないという相性問題があります。
父と母。父と妹。父と祖父。父と祖母という全て父との相性が悪くなんとも居心地が悪かったです。
相性というのは家族とはいえあります。
一緒に過ごすからこそ見えやすいし、感じやすいのかもしれません。
そして、その性格の合わなさというのは、一緒に生活するとお互い苦痛に感じてしまうものなんですよね。
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2.嫉妬
兄弟や姉妹がいると兄弟姉妹に対して嫉妬心などが生じるときがあるからです。
具体例
- 兄が優秀で頭が良く、運動神経も良いため家族からの期待が高いが、自分は頭も悪く、運動神経も良くない
- 親が優秀で何もかもできるけれど、子供である自分は得意なものがない
上記のように兄や親がすごく優秀で何もかもできる状況では、自分と比べて嫉妬をしてしまうということが起きます。
親が兄だけを褒めるということをしていると、それは劣等感を植え込んでしまい嫉妬してしまうという状況を生み出します。
ですが、親がどちらも褒めて育てたとしても、友達や周りからの評価が兄だけ高いということが起こるとそれが劣等感につながってしまうということはあります。
嫉妬のために嫌いになってしまうということはあります。
3.信頼を損なうようなことをした
信じていたのに裏切られるという行為は心を大きく傷つけてしまうからです。
具体例
- 両親のどちらかが浮気をしていた
- 両親のどちらかに借金問題がある
- 家族から自分が嫌だと感じることをされた
近い関係だからこそ、裏切られた時の憎悪の気持ちというのを強めてしまうということがあります。
信頼を損なうようなことをすると、家族といえども嫌いになってしまうことがあります。
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4.自由がない
やることを全部決められて自分で決めることができないからです。
具体例
- 親が全てのことを決めていて、縛られている
- 友達関係にまで口を出してくる
- 受験する学校、就職先、結婚相手など自由がない
- 思春期などの反抗期で親がどんなに正しいことを言っていたとしてもやりたくなくて、自分の思ったように行動したい
人それぞれに思いがあり、やりたいことがあるので、自由がなく決められた世界というのは窮屈に感じてしまうからです。
自由がない生活を強いられると、家族といっても嫌いになってしますます。
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5.家族との関係性の問題
家族として過ごす中で、気持ちよく関係を維持できないようなことがあるからです。
具体例
- 親が子供への愛情のかけ方に明らかな違いがある
- お金がないわけでないのに、弁当が必要な日に弁当を作ってくれなかったり、服を購入してくれない、「あなたなんかいない方がよかった」など日常的な子供への関わり方の問題がある
- 親が子供への虐待行為があったり、子供が親に暴力を振ったりする
- 子供へ無関心
- 家に居場所がなく、辛い思いをする
家族の関係性に問題があり、家族として機能しない状況というのは、家にいるのが疲れます。
子供に愛情をかけるのが当たり前のように思われていますが、子供全員に同じように愛情をかけるというのが難しい人は多いです。
それは性格的に合わない部分であったり、理解しにくい問題を持っている子供に対してどうしても感じやすかったり、自分に似ているためにする失敗が自分のコンプレックスを刺激してしまう場合や、結婚相手の嫌な部分に似ていて攻撃の対象となってしまうような場合もあります。
関係性の問題が悪いと、家族を嫌いになってしまうことがあります。
家族の中に嫌いな人がいる場合の対処方法
1.家族に受け入れ態勢があるかによる
どんなにあなたが関係性を変えたいと思っても、相手に受け入れ態勢が整っていないと関係性は修復されないからです。
問題がどちら側にあったとしても、立ち位置が変われば問題だと思っていることも違うんですよね。
あなたは、相手が問題だと思っていても、相手はあなたが問題だと思っていることもあります。
そのため、あなたが歩み寄ろうとしても、相手にそのつもりがなければ関係性というのは修復されるということはありません。
具体例
思春期の反抗期のため親のやることが気に入らないという時期があります。
思春期の子供の立場からすると、親の考えというものを押し付けられているように感じて親に問題があるように感じます。
ですが、親の立場からすると遅刻しないように声をかけたり、部活をサボらないように声をかけたり問題となっている必要最低限を伝えているだけということもあり、子供に問題があると考えている場合があります。
立場が違うと問題になる側というのは違うんですよね。
親がどんなに関係性を修復しようとしても、子供に受け入れる態勢がなければ無理なんですよね。
そして、子供は反省して親に歩み寄ろうとしても、親の方がそれを拒否してしまう場合も同じです。
どちらもが家族を受け入れたいという思いを持つことが大事です。
2.関係性を修復したいと思うようになる時を待つ
すぐに対処でき解決できればいいのですが、関係性を修復したいという思いが出てくるまでに時間がかかることもあるからです。
具体例
- どんなに関係性を修復したいと願っても、許せなかったり、恨んでいたりする思いが強いと心を開くことは難しい
- 関係性を修復したいと思うような行動をしていない
- 問題が何も解決されていない
あなたの心も、家族の心も関係性を修復できるだけの余裕のない場合もあったり、関係性を修復させたいと思うような人でもない場合というのはあります。
そんなときは、あなたがこれ以上傷つかない程度の距離を取りながら待つしかないですよね。
3.関係性が修復するということを諦める
あなたがこれ以上に傷つかないためには必要な場合もあるからです。
具体例
幼い頃に虐待されていて、親が反省をしてまた会いたいし、一緒に暮らしたいと希望してきた
親と一緒に暮らすことだけが幸せではなく、あなたがこれ以上傷つかないということを優先しても良い場合はあります。
親が全て良い人というのは幻想だからです。
まとめ:家族の中に嫌いな人がいるのはどうしてなのか
家族というものに恵まれる人ばかりだといいのですが、なかなかそうはいかない現実があります。
血が繋がっていたり、一緒に暮らすという近い関係だからこそ生じる問題もありますよね。
「家族」は仲が良いものだという思いの強い人は、とても素晴らしい家族に恵まれているのかもしれないですね。
私の父と妹は、仲違いのまま関係性が終わり、もう父がこの世にはいないので修復されるということはありません。
「関係性が修復される」というのは理想であり、現実には叶わないということもあります。
それは、お互いに修復したいという思いにつながらないと無理だからなんですよね。
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